この記事でいう「好感度が高い人」というのは、人から好かれやすい人のことを指します。人から好かれやすい人は自然と周りに人が集まるので、味方が多い人であるということがわかります。
好感度が高いというと人気者で周りに人が多く集まるというイメージがあるでしょうけれど、その人柄から信頼関係があり何かあったときも助けてくれる、味方になってくれる人が多いということの方が多いでしょう。人気者だと面白い人だったりひょうきんな人が該当するのですが、味方が多い人と考える方が今回の記事には近いですね。
好感度が高い人たちをよく観察すると、人に好かれるなにかしらの特徴があります。
今回は、その、好感度が高い人の特徴を紹介していきます。
相手の名前を憶えている
相手の名前をきちんと憶えることができている人は好感度が高いですよね。
コミュニケーションを取るうえで、相手の名前を憶えるということはマナーの一つにもなります。顔と名前が一致していると、それだけで相手は印象良く思ってくれるものです。
人間関係は複雑なようですが、押さえるところはシンプルなことが多いです。
コミュニケーションを円滑に取るためにはしっかりと顔と名前を一致させることを意識することが必要です。相手の名前を覚えることは相手の警戒心を解く方法です。
私だって相手が自分の名前を憶えていたらうれしいです。些細なことだとは思いますが、名前一つで印象が一気によくなるのです。
逆に、自分の名前を間違えられたときにはちょっとイラっとしてしまうのではないでしょうか。
それだけ顔と名前を一致させることの効果はあるのです。
聞き上手
人間、話しを聞いてもらえるととてもうれしいものです。
話しを聞いてくれる「聞き上手」の人は非常に好感度が高い人です。
どうしても話の腰を折って自分の話をしたがります。ですが、その気持ちをぐっとこらえて相手の話に聞き耳を立てましょう。相槌を打って単純に聞くだけでなくてきちんと聞いた話に合わせて会話ができる人でしたらなお人に好かれます。
聞き役になるというのは、相手に気持ちよく話をしてもらうことが重要なのですが、相手に気持ちよく話をさせることって訓練が必要なんですよね。
いきなりできるようになるわけでは無いと思います。相槌にしろ、リアクションにしろ相手の呼吸に合わせて話をするのは結構大変ですからね。
自分の話を聞いてくれるとそれだけで相手は警戒心を解いてくれます。
ここで、中途半端に課題解決とかしなくても聞くだけで十分です。もちろん、的確なアドバイスができるともっと好感度が高くなるでしょうけれど、大体の場合は話している方は課題解決よりも聞いてもらったということ自体に重きを置いていますから、勇んでアドバイスをしようとしなくても大丈夫でしょう。
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ポジティブに考える
ネガティブなオーラを出している人よりも、ポジティブで前向きに生きている人と話をしたほうが毎日楽しく過ごすことができます。みんなに好かれるような人は、プラスの考え方を持って生きている人が非常に多いです。
周囲の人にこの人はポジティブな人だと印象を持たれると、ちょっとしたネガティブ要素があったり、変な噂が立ったとしても、すぐにかき消してくれます。他人に印象を与えることで、その印象が勝手に自分のキャラクターを作ってくれます。これをうまく使えば味方の多い人になることも可能です。
「○○さんはそんなことする人じゃない!」ってね
周囲の人に印象を持たせる前に、実際に自分自身がポジティブにならないといけません。偽りの印象を持たせても化けの皮が剥がれるのは時間の問題ですからね。
まずは、自分に対して「自分はこういう人間だ」と暗示をかけてみましょう。好きな漫画のキャラクターでもいいですし、生き方に憧れる人でも、歴史上の人物でも誰でも大丈夫です。
こんな生き方をしてみたいと思う人を思い浮かべて、自分もこういう人間なのだと自分で自分に話しかけてみましょう。
そうするとなぜだか自分の中で意識が変わってきて、ちょっとずつそういう行動をしていくようになります。自分が変われば周りの印象も自然と変わりますからね。
ポジティブになり切れない人は目標とする人を決めてその人の考え方や行動を真似してみると気持ちよく生きていくことができるでしょう。その人の考え方や行動は直接話を聞いてみたり、本で自伝的なものも出ているでしょう。歴史小説や漫画だって立派なツールですよ。
我慢強い
人とコミュニケーションを取る中で気に食わないことや面白くないこともたくさんあるはずです。しかし、人から好かれる人は、それらすべてを受け入れて我慢することができます。
我慢ができると、心が広いということに繋がるので、一緒にいる人は「この人といて安心だな」と思うことができるのです。
特に感情のコントロールができる人は相手に対しても安心感や安定感がありますから、一緒にいる人の安心具合は高くなります。そうなると好感度も高くなって、いざという時に味方になってくれるのです。
我慢強いと他人との衝突も少なくなります。衝突が少ないとその分敵対する人が少なくなります。敵対する人を少なくするように努めると自然と味方が増えてきます。味方とは言わないまでも敵(この場合は反対意見を言ってくる)にならず、中立でいてくれるので、自分のやりたいことにも協力を得やすい環境を作ることができます。
我慢強いことは好感度を上げるというよりも、敵を作らないように行動して、結果として味方が増えるというイメージですね。味方を増やすにはその人自身の人徳が大きなカギを握っているのは言うまでもないでしょう。
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正直者
正直に話す人は色々な人から好かれます。単純に、嘘をつかれるよりも、何事にも正直に自分のことを偽らない人と関わったほうが、安心することができるのではないでしょうか。
人間関係や仕事においては正直者が馬鹿を見るような社会になってしまっています。最近はネット社会の発展によって嘘が暴かれやすい環境になりつつありますが、それでも水面下ではずる賢く生きている方が、得をするようなことが多いでしょう。
きっとこれを読んでいる人も、正直に生きて失敗したとか苦労したと思う人がいると思います。私も何度もこんなことになるなら正直に言わなきゃ良かったと心の底から思うような出来事を経験していますが、それでもなお正直な方が好感度が高く、味方が増えるのでしょうか。
嘘をついたり、話をでっちあげて噂を流すような人は中長期的に見て破滅に近づいていることが多いからです。自分の利になるような策謀をはかって、短期的に結果を出したり、一時的に味方を増やすことは可能でしょう。しかし、嘘や偽りを根拠にして近づく人は、長く交流するにつれてその嘘がバレてきます。
そのきっかけは何かはわかりませんが、人間の防衛本能の中にある嘘を見抜く力が発揮されているのかもしれません。
「あの人の言っていることはもっともなんだけど、何かおかしいんだよね」ってね
こうなると、その人に対して不信感や警戒感が強く出てきてしまうのです。
ですが、正直に誠実に生きていると、もしかすると短期的には損をしたり迷惑を被ったりしますが、何かの時にその時の人が助けてくれたり、巡り巡って自分に返ってきます。最近は冷淡な人が増えて、人とのかかわりが淡白になってきていると言われますが、人の感情の中には過去に受けた恩はどこかで返そうと思うように組み込まれているのだと思います。
それが巡り巡って正直に生きてきたあなたの財産になるのだと思うのです。
オープンマインド
オープンマインドとは、視野の広い人ということです。
具体的には、自分とは違う考えのもつ人のことの考えもきちんと理解しようと心掛け、新しいアイデアや自分の意見をしっかりと持っていることを指します。他人を理解しようとする心掛けを持っていると「自分の考えも理解してくれるのではないか」と思ってもらえるので、非常に好感を高くもたれます。
オープンマインドになるには、自分自身を受け入れて、他人の意見も受け入れるのです。自分の気持ちを開けっ広げることもそうなのですが、相手のことを理解して受け入れる(相手ありき)の姿勢で生活することがオープンマインドになる近道です。
相手の気持ちを理解するのですから、時には嫌なことも体験しなくてはなりません。ですが、その嫌なことを乗り越えた人は自分からアピールしなくても、その経験から相手を包み込むことができますから自然と味方が増えてくるのです。
どうしても自分の殻に閉じこもっていた方が、環境を変えることが無いので楽です。他人の意見を受け入れずに独りよがりで生きている方が楽なのです。ですが、それだと相手を拒絶することに繋がりますし、拒絶られた人はその人に好意的にふるまうことはありません。
自分だけでなく他人を受け入れることができるオープンマインドを持っている人は、他人から好意的に思われ味方が増えていくのです。
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失敗から学ぶ
自分の失敗から学ぶ、ということは、自分の間違いをしっかりと受け入れることができるということなので、日々、自分の行動や考えに反省しながら向上心を持って毎日を過ごしているということに繋がります。これは人間としてすばらしいことで、当然、色々な人から好かれます。
人間ですから失敗をすること、間違えることは必ずあります。これはもうしょうがないのです。
ですが、同じ失敗を繰り返し、過去の経験から何も学ばないとなると、周囲の人はどんどん遠ざかっていきます。
子供ならばいざ知らず、いい年して同じことを同じように失敗していると周囲の人は愛想をつかしてしまうものです。「また同じミスだ。何回説明すればいいのだろう」と。挙句の果てに「何回も同じミスをして、この人は覚える気がないのかもしれない」と思われると、もうあなたに味方をしてくれる人はいなくなるかもしれません。
やることの難易度にもよるのですが、1回目よりは2回目。2回目よりは3回目と、繰り返しているうちに成長のかけらが見えていればそれでいいのです。せめて完璧にしようとする意気込みが相手に伝わればいいのですからね。
自分も最善を尽くして対応して、仮に失敗しても原因や状況を分析して、次はどう活かすかを示すことができれば、周りの人も手伝ってくれるようになります。
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心に余裕がある人
心に余裕のある人は少しのことでも許すことができますが、心の狭い人はちょっとしたことでも怒ったり、何かと文句をつけたりします。
どちらのほうがいいかは明確でしょう。心に余裕のある人のほうが、人は集まってきます。
心に余裕がある人は感情のコントロールができる人です。いえ、感情だけではありません。仕事の量や段取り、時間や人間関係もコントロールすることができます。
一緒に仕事をするのであれば、気持ちに余裕がある人の方が落ち着いて冷静に対応することができますし、相手の安心感もいっそう強くなります。
しかしながら、もし一緒に仕事をする人が気持ちに余裕がなく、いつもあたふたとしていたらどうでしょう。また仕事ができる人であっても、いつもイライラしていたり、自分より目下の人に当たり散らしているような人に対して好感を持てるでしょうか。
この人なら何を話しても怒らず冷静に対応してくれる
そう思わせることが相手に対して安心感を抱かせることができます。自分が上司だったとしても、部下だったとしても、同僚だったとしても、気持ちに余裕がある方が相手にとって穏やかに仕事をすることができるのです。
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落ち着いた話し方
早口な人や、オドオドとした話し方をする人は、自信がなさそうに見えるので、いい印象は持たれません。
しかし、きちんと落ち着いた口調で話すことができる人は逆で、話し方に悪い印象を与えることはありませんので、好感を持たれます。
話し方1つでも相手の印象はとても変わってきます。
話が回りくどかったり、必要以上に丁寧になってしまう。
そういう話し方をすると相手との距離感が遠くなってしまい、なんとなく相手を疲れさせてしまうのです。
早口でまくしたてると相手も動揺したり嫌な印象を持ちます。
「えー」や「あのー」と言うような言葉をよく使う人は、相手に頼りない印象を与えてしまいます。
こういった口癖は無意識に出てくるものなので、意識的に直さないと取り除くと難しいでしょう。
1番参考になるのは、あなたが今まで人と話してきて、この人は印象が良いな、この人はいい人だな、そう思うような人の話し方を思い出してみてください。
あなたがそう思うですからきっと多くの方も同じように思っているはずです。その人が持っている話し方をできるところから真似をしてみてはいかがでしょうか。
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批判や陰口を言わない
批判や陰口を聞いて、いい気分になることはないはずです。ましてや、自分の批判や陰口を聞いてしまっては、その人と関わろうとはしないはずです。
批判や悪口を言わない人のほうが、関っていて楽しいのではないでしょうか。
会話中に否定から入る癖がある人は意外と多いのではないでしょうか。
会話のレスポンスで「いや、~~」とか「でも、~~」を頭に持ってきて切り出していく話し方をしていませんか?
私は自分でも心当たりがあります。気を付けていてもこのような話し方をしてしまっています。
無意識にしろ意識的にしろ、このような会話は自分だけでなく周りでもよく聞こえます。多くの人がこういう話し方をしてしまっているのです。
最初に否定から入ると相手の方は否定された気持ちになってしまい、会話自体に不快感を持ってしまうのです。
また、話をしていると仕事の愚痴や批判をしてしまうことがよくあるでしょう。
しかし、その内容も度が過ぎて、他人の悪口を言い続けるような会話になってはいないでしょうか。
悪口ばかりの会話になってしまうと、「自分もどこかで悪口を言われているのではないか」と疑われてしまいます。
人の悪いところが目に入ってしまう。これは致し方ないところだと思いますが、悪いところばかりではなくて相手の良いところや参考になるところ勉強になるところを見つけてみましょう。
それに批判や悪口をよく言う人はあなた自身も誰かに批判や悪口を言われてしまうのです。
あなた自身が敵対心を持っている以上、相手もあなたに敵対心を持ってしまいます。
巻き込まれる周りの人は味方になることはおろか、関わりたくないなと思ってしまうのです。
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おわりに
好感度の高い人は、総じて人間的に成長している人が多いです。心に余裕があったり、人の愚痴や批判を言わなかったり、好感度の高い人を観察すると、そのようなマイナス面がない人ばかりではないでしょうか。
今日からでも、好感度の高い人間に向かって、努力してみましょう。
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