皆さんは今、何かしらの不満や悩みを抱えていませんか?
それが仕事なのか、プライベートなのか、人間関係なのかはわかりません。
ですが、現状に満足できていないという気持ちがある以上、今の環境からさらに快適な環境を求めようともがいているときなのです。
そうしているうちに自分の中で不安が強くなってきて、さらなる悪循環に襲われてしまいます。
今回は、現状の環境に満足できていない人に対して振り返るべき点とさらに快適な環境を求めるために必要な方法を紹介します。
現状に満足できないときのチェックリスト
これは今の私の上司が、仕事がうまくいかない人が抱えている問題には傾向があるっていう話をしていて、それをまとめたものです。
何か壁にぶつかっている人は仕事にも悪影響が出てしまうものです。それを経験上感じているから、説明してくれたのでしょう。
個人の意見とは言え、納得感があるので使わせてもらいます。
今自分や家族は健康か?
仕事だけでなく、プライベートでも何でもそうです。
まずは健康第一です。
これも自分だけの健康ではダメです。妻や子供、親などの家族が健康でなければなりません。
自分が不健康な時って漠然とした不安にさらに拍車がかかってしまったり、周囲の人に迷惑をかけているという罪悪感に押し潰されそうになります。
家族が不健康な時は、自分も心配です。それが気になって不安感から仕事に精を出すことができなくなってしまうのです。
自分と家族の健康
これが現状に満足するための最初のハードルです。
プライベートで問題はないか?
仕事がうまくいかない人はプライベートで問題を抱えていることがあります。
仕事とプライベートを切り離して考えるとはいいますが、当事者自身は仕事もプライベートも何もかも全部同じ人が担当していますよね
仕事がうまくいかなければ、プライベートでも憂鬱です。
その逆、プライベートがうまくいっていない人は、仕事にも悪影響を及ぼしてしまいます。
仕事が順調でもプライベートで問題があると、現状に不安や不満が出てきてしまいます。仕事もプライベートも密接に関わっているのです。
会社の人間関係は良好か?
会社は人間の集まりです。人間関係が良好であれば、多少の困難も乗り切ることができます。
仕事での人間関係が悪化してしまうと、仕事そのものよりも人間関係のほうにエネルギーを多く注がなくてはなりません。
結果として、仕事の効率やクオリティが落ちてしまいます。
会社の人間関係が悪いと会社に来ること自体がストレスになり、不安や不満から現状に満足することは到底できなくなってしまうのです。
人間関係は自分一人の努力ではどうにもならないこともあります。
異動が多く、数年我慢すれば会わなくて済む環境なのか、ずっと一緒にいないといけない環境なのかで大きく変わってくるでしょう。
仕事自体に飽きてしまっていないか?
仕事がマンネリ化して飽きてしまっていないかも大切なチェック項目です。
仕事に慣れてくると、力の入れ方や手の抜き方がわかってきます。ここまでくれば、次のステージに進むことが順当なのですが、同じ仕事をずっと繰り返す配置もあるわけです。
「飽きたな」と思ってきたら自分の殻を破るチャンスです。
そこで現状維持を選択してしまうと、マンネリ化から集中力が散漫になり仕事でもミスが増えてしまうのです。
生活できるだけのお金は稼げているか?
今の収入には満足していますか?仕事の量や質に応じたお給料を貰えていますか?その給料で今の生活はできていますか?
もし、今の収入で生活ができていないという人はお金の心配に自分のエネルギーが注がれてしまって、仕事での集中力が鈍ってしまうのです。
自分の収入で生活するために、生活費を見直したり、収入を上げる方法を見つけると金銭面での不安も和らぎますが、そのままにしておくとそれだけでストレスは強くなっていきます。
人生を変える方法3つ+α
今の現状に満足出来ていない人は、その不満の要素がどこにあるのかを分析できたでしょうか?
自分自身と向き合わないと、不安や不満の根源を取り除くことはできません。気晴らしはしょせん気晴らしです。
自分の不満の理由がわかると、今度は行動あるのみです。自分が実際に行動しなくてはならないのです。
次は、現状に満足できないときはどうすればいいのかを考えていきます。現状を変えるには自分が行動しなくてはなりません。人様は同情はしてくれるでしょうけれど、あなたの代わりに何かしてくれることは絶対にないのです。
ちなみに、最初の3つは経営コンサルタントの大前氏のお言葉を拝借しています。
時間配分を変える
今と同じ生活を続けていると、今と同じ結果しか出せません。
現状を変えたいと言うのであれば、実際に何をするのか、何を止めるのかを決めなくてはなりません。
例えば、帰ってきてテレビを見る時間を止めて勉強したり、情報収取したりすることだってできます。
夜更かしを止めて体調を整えることだってできます。
いつもより1時間早く家を出て、会社の近くのカフェで読書をすることだってできます。
時間配分を変えることで、自分の行動パターンが変わります。時間間隔を身につけることで、有意義に時間を使うことができるようになるのです。
付き合う人を変える
感情は伝染します。いつも一緒にいる人がイライラしていると、自分も怒りっぽくなったりします。
考え方も一緒にいる人に影響されます。
向上心のない人と一緒にいると、自分も現状維持を当たり前だと思ってしまうのです。
付き合う人を変えることで、自分の価値観をガラリと変えることが可能になります。
優秀な人がたくさんいる環境に身を移せば、自分もその人たちに引っ張られれて一生懸命努力することができるようになるのです。
住む場所を変える
住む場所が変わると、すべての生活スタイルが一変します。
環境適応にはそれなりのエネルギーが必要になるのです。環境適応にはエネルギーが必要である一方、多くの学びと経験を与えてくれるのです。
例えば、会社の近くに住所を変えれば、移動時間が少なくて済むので自由な時間が増えます。
逆に、会社よりも遠くに住所を変えれば、通勤時間はあなた一人の自由時間になるのです。
この例は通勤という観点から出しましたが、他にも、実家に近いとか、寒い地域、暑い地域、都会と田舎など、自分の求める住環境はいくらでも選べます。
転職活動をする
最後は上記3つを達成するためには転職が一番手っ取り早いのではないかと思ったからです。
ここで注意してほしいのは「転職」ではなくて「転職活動」と書いています。
転職活動は自分のスキルや頭の中を考え直す良いきっかけです。転職活動をして、今よりも良くなると思えば転職すればいいし、今の環境はありがたい環境だったとわかれば転職しなければいいのです。
転職活動をすると自分の価値がわかります。自分の相応の実力を他人が判断してくれるので、現状に満足できない人が自分を知るためには一番いいと思うのです。
転職をすると、勤務地が変わりますから、「時間配分」が変わりますよね。職場の人間もかわりますから「付き合う人」も変わります。「住む場所」を変える必要があるかはその時の状況次第ですけれど、転職をしてそのまま引っ越すというのも変える理由としては十分です。
私自身も転職して大きく人生が変わりました。収入も自由時間も増えました。仕事もある程度は裁量権を持てますし、業務内容も文句ありません。ゆとりのある仕事なので、人間関係も良好です。ただ、通勤時間は増えましたけれどね。
転職サイトとして有名なDODAは求人数も多いというのはあるのですが、気軽に自己診断ができるのです。
転職しようか迷っている人も登録してカウンセリングを受けてみると、自分ではわからなかった自分に出会えるかもしれません。実際に転職するかどうかは別として、自己分析や年収診断をしてみるだけでも自分の価値がよくわかります。
おわりに
大前氏は3つの方法を述べたあとに「最も無意味なのは決意を新たにすること」と言い切っています。明日から頑張ろう、次頑張ろうで現状が改善できたことってありますか?という痛烈な皮肉で締めていますね。
結果が出るかどうかは別として、実際に行動あるのみですね。