自分の軸があればのまれることも行き詰ることもなくなるのでは?

何かにのめり込んでいたり、ちょっとしたことで追い込まれたと思ってしまったり、仕事や恋愛、プライベートで嫌なことがあるとそれで頭の中がいっぱいになってしまったことありませんか?

私はよくあります。精神的に追い詰められて思考が進まなくなる感じです。心の余裕もなくなりイライラや不安が溜まっていくばかりです。こういう時は自分の軸がブレている証拠ですから、一度自分を見つめなおすことでまた立ち直ることができます。

自分軸の作り方

自分軸は自分の価値観に従って自分らしく生きていく幹となる部分です。当然、周囲に迷惑をかける自分勝手とは全くの別物です。そして、自分軸を作るには自分自身と向き合う必要があります。ああなりたい、こう生きていきたいという願望や目標が自分軸のベースになります。そのうえで様々な価値観を受け入れて自分の中の情報として蓄積していくと徐々に軸となる何かが形成されていきます。具体的に見ていきましょう。

①自分で自分を客観視する

仕事でもプライベートでも何かをしている自分がそこに必ずいます。その自分を遠くから眺めている自分をイメージしてみましょう。自分で自分のことを中継しているイメージです。あぁ今、私は焦って仕事しているなとか、あの人の態度にムカついているなとか、気分が良いけどいったい何があったんだろうとか。自分で自分を客観的に分析すると、不思議と心の中も冷静になってきます。

自分で自分を中継している中で、冷静さを取り戻して大切にしないといけないものを再確認できます。自分の中の優先順位を思い出すことができます。頭の中がクリアになっているので他人の意見に流されることもなくなります。

②選択肢を増やす

自分が取るべき選択肢が無いとそれに依存しないといけなくなってしまいます。それを失ったときの恐怖や不安から固執し執着心が生まれてきてしまうのです。

例えば、同期より先に出世しなくてはならない。と自分の中で一択の状態になっていると、何が何でも出世が第一になりますよね。同期の失敗を喜び、同期の成功を妬み、自分の成功で喜び、自分の失敗で絶望する。仕事や同期の動向に一喜一憂してしまい、出世のために自分軸がブレてしまいます。心の余裕もなくなってしまいます。それ以外に選択肢が無いからです。出世するという選択肢に執着してしまっているとそこにのめり込んで立ち戻ることができなくなってしまいます。

選択肢を増やすことは心の拠り所を増やすことに繋がります。仕事にばかり執着していた人が、家族や趣味・友人、副業やスキルアップと多くの選択肢を増やしていくことで視野が広がり同時に心の拠り所が増えてくるのです。「仕事で嫌なことがあったけど家に帰れば妻がいるし、趣味も楽しい。今の仕事はずっとは転職しても自分のスキルなら収入は維持できるかな。副業も挑戦してみようかな」というような「これ以外選択肢が無い」という追い込まれた状況からは抜け出せるのです。

自然と気楽に考えることができるようになりますので他人に左右されることの無い自分の軸を維持できるようになります。

③自分の将来像をイメージする

自分の将来のことを考えるとわくわくしますよね。しかし、先のことなんて誰にもわからないというのも真実です。自分の将来像は仮設定でも全く問題ありません。将来こうなっていたいなとイメージしてそれに見合う行動や思考をしていけば、それにあった自分軸が作られていきます。

注意しないといけないことは将来ばかりをイメージしてもただの妄想に過ぎないという点です。自分の今の現実と将来像を両方見つめることで、自分の軸がブレなくなります。

例えば、スポーツ選手の場合、大会で優勝するという将来像を持っています。その将来像をイメージしてそれに見合う行動や思考をしていくと、大会で優勝するという自分の軸が作られます。しかし、将来像ばかり考えて現実を見つめることを疎かにしてしまうと、自分が大会で優勝するための実力とのギャップに苦しんでしまいます。自分の今の現実と将来像の両方をバランスよく客観的に見つめていくことで、ちょっとしたことでは動じない自分軸が作られます。
「今日は出来なかったけれど明日にはできるようになっている。目標は大会で優勝することなんだからそれまでにできるようになれば十分」と焦点を合わせた生活ができるようになりますよ。

④昔の成功体験を思い出す

過去に上手くいったことや嬉しかったこと、幸せだと思ったことの中にも自分軸のヒントが隠されています。例えば、人に喜んでもらえたことで喜びを感じるのであればそれが自分軸になるのかもしれません。
過去の成功体験の中には楽しかったことや苦しい時に乗り越えることができたときの自分の気持ちがたくさん詰まっています。自分軸となりうるものが隠されていますよ。

⑤本を読む

他人の価値観を学ぶことで自分軸に取り入れたり、自分軸を再構築することができます。私は自分軸はブレない方がいいけれど、変わる分には構わないと思っています。時代や環境によって人間の思考は変わってきますからね。自分から流れに乗るためには潮目の変わるタイミングに合わせられた方が絶対便利です。

自分軸を定期的にメンテナンス出来る道具が本です。自己啓発書は書店に行けばいくらでもありますが、流行り廃りがありますのでどこまで真理として活用できるかはわかりません。難易度は高いかもしれませんが古典と呼ばれるものを読み、自分の価値観に取り入れることです。古典は昔から多くの人に読まれてきて今もなお読まれ続けているものです。本の内容が嘘だったり薄っぺらいないようだったりすると、後世まで読み継がれることは絶対にありません。だって価値が無いんですから。その点古典は昔から現代まで読み継がれているものであり、解釈の違いはあれども真実もしくは真実に近いものとして親しまれているものです。

古典を読むことで昔から変わらない価値観を自分の軸に取り入れることができます。自分軸も定期的にメンテナンスをしないとブレやすくなったり、当初とは別の方向を向いてしまうこともあります。

⑥すべての自分を受け入れる

日常多くの出来事が発生します。しかし、いいことも悪いこともすべて受け入れて懐深く生活していくと、自分軸に従った生活ができるようになります。自分自身を冷静に見つめて、自分にできる努力は精一杯やって、あとは流れに身を任せ、成り行きに任せて、結果にはこだわらず、成功すればラッキー、失敗したら残念また今度
という気持ちで自分の軸を形成できると、どんなに荒波が来ても自分軸が折れることもブレることもなくなります。

まとめ

自分軸は自分の心の持ち方に大きく影響されます。ただ、自分を客観視したり、選択肢を増やすこと、本を読んで自分軸を磨くことは技術的に可能ですよね。自分でできることはやってあとは成り行きに任せていくと、そういった経験がゆっくりと自分の中に溶け込んで、しっかりした自分軸が作られていきます。自分軸は短時間で作り上げるものではなくて、時間をかけてゆっくりしっかり作っていくものです。