「他力本願」とはどういう意味なのでしょうか。「他力」は、他人の力のことです。また、「本願」は本当にそう願っているということです。この2つを合わせると「他人の力を信じている」と表現することができます。
つまり、自分は頑張らず、他人の力に頼り切る人のことを「他力本願」と言うのです。
自分で努力をしないので、自信の成長はまるっきり見込めません。そのかわり、他人に媚びを売って得をすることが得意です。
今回は、他力本願な人の特徴を紹介します。
お願いが上手
他力本願な人は、お願いが得意な傾向にあります。
お願いとは、自分がしてほしいことを他人にしてもらうことです。まさに他力本願の言葉を簡単にしたような言葉ですよね。
人に頼っていくうちに、お願いすることが上手になっているのです。
ただし、一概に悪いとも言い切れず、時には人に頼らないといけないときだってあります。そんな時も人に頼れますので、「本当に困った」ようなことは起きずらいです。
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態度でアピールする
他力本願な人は、態度でアピールする癖があります。
これはどういうことかというと、例えば、自分が「きつい」と感じたとき、どことなくぐったりした雰囲気や態度を出すようなことです。
他の人は「きつそうだね」と声をかけてくれ、自分の仕事を代わりにやってくれるかもしれません。自分はその分怠けて楽をすることができます。
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何もしない
他力本願な人は、基本的に自分では何もしません。
何をするにしても指示待ちで、自分から積極的に行動しない傾向にあります。いわゆる「サボリ癖」がついているのです。
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むしろ邪魔になる
「何もしない」ことも組織では鬱陶しがられますが、いざ他力本願な人が何かをしようとしても、結果的に「邪魔になる」可能性が高いです。
普段何もしないので、実力がないままなので、何かをしようとしても失敗してしまうのです。
ただし、「やろう」としていることは確かなので、何もしない人よりかは幾分マシでしょう。
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やたらと急かす
やたらと急かす人も、他力本願な可能性があります。
なぜ急かすかというと「早くして欲しいから」です。その早くして欲しいことは自分で行うわけではありませんよね。他人の行動にケチをつけているわけなので、こちらも他力本願な要素となります。
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後から文句を言う
他力本願な人は、後から文句をつける傾向にあります。
せっかくその人のために行動したのに、後から文句を言われるとどう思うでしょうか。大抵の人は「じゃ自分でやれよ」と思うはずです。
自分でやらなかったから納得できなかったわけなので自業自得ですよね。他力本願な甘えが仇となった一例です。
人のせいにする
すぐに人のせいにする人も、他力本願な人です。
自分も何かに貢献して、その結果失敗したのなら、人にせいにしたくなる気持ちはわかります。しかし、他力本願で普段何もしない人も人のせいにすることがあり、内に秘めた怠け癖から、責任逃れをしているのです。
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おわりに
今回は、他力本願な人の特徴を紹介しました。
他力本願な人が信用を得ることは少なく、本人によっぽどの実力や魅力がないと社会に出ても通用しません。
自分勝手な人間ですので、社会だけではなくプライベートでもトラブルや問題を起こす可能性は充分に考えられます。
だるいからといって怠けてばかりだと、最後は自分に返ってくるかもしれませんよ。