自分の部下の中に「どうせ自分はダメだから」といったようなマイナス思考を持っている人はいないでしょうか。そのような自己評価の低い部下は、自分に自信を持てていないため、そのせいで積極的になれていません。自分が指示しないと動かないことが多々ありますし、基本的にマイナス思考なため、難しい仕事を頼んでも、進んで引き受けることが少ないです。扱いづらい部下に分類されます。
今回は、自己評価が低い部下の対処法を紹介します。 

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褒める

自己評価が低い部下に対しては、まずはひたすら褒めてみましょう。
人間は褒められると嬉しいものです。自分の行動のおかげで人の役に立つことができたと考えるため、自分の実績について実感することができます。
従って、その部下のほんの小さな功績でも構いませんので、まずはひたすら褒めることを実践してください。褒めていくと、その褒めた部分に対してだけでも自信を持ってくれるかもしれません。ちょっとずつ自信を持ってもらって、仕事に馴染んでもらえるよう、上司から工夫することができます。

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成功体験を積ませる

自己評価の低い部下には、成功体験を積ませることが大切です。
例えば、自己評価の低い部下に付きっ切りで仕事を教えて、いざ独り立ちした際に、自分の力を添えて、彼らに「成功」させてください。こちらがサポートしたとはいえ、独り立ちしてから仕事を成功させたことになりますので、彼らも「自分が成功に貢献できた!」と思ってくれる可能性が高いです。
このように、成功の体験をちょっとづつ詰ませることで、自信が生まれる場合があります。実践してみてください。

敬意を表す

自己評価の低い部下には、敬意を表しながら接してみてはいかがでしょうか。
基本的に上司から部下に敬意を表す必要はないのですが、自己評価が低い部下に関しては話は別です。こちらが高圧的で、いかにも「俺は上司だ」といった態度で接してしまうと、自己評価が低い部下は萎縮してしまいます。ただでさえ自分に自信がないのに、萎縮してしまった場合自分の意見すらも言えなくなります。
そのため、多少舐められてもいいので、こちらから敬意を表すような態度を取って接してください。

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挑戦させる

自己評価の低い部下には、どんなことでもいいので「挑戦」させてください。
もちろん、ただ挑戦させるだけでは効果はありません。こちら側ができる限りサポートすることを心がけましょう。そうすることで「ひとり作業じゃない」と思ってくれますので、部下も安心してくれるはずです。
その挑戦を部下が達成した時は、ちゃんと褒めることも忘れないようにしましょう。自信を持ってもらうには褒めて部下のモチベーションを上げることも大切です。

仕事押し付けない

自己評価が低い部下に、仕事を押し付けないようにしましょう。
仕事を押し付けられたことによって、「仕事ができない自分に嫌がらせをしている」と思われてしまうからです。
仕事を頼む時は、押し付けるように頼むのではなく、下手に出て頼みましょう。途中まで一緒に作業してもいいかもしれません。

おわりに

今回は、自己評価が低い部下の対処法を紹介しました。
自己評価が低い部下の共通点は「自分に自信がない」ことです。ということは、自信を持ってもらえばいいだけなので、おのずと解決方法は見つかるでしょう。