仕事でもプライベートでも、自分の判断力が求められる場合があると思います。
「今、何をすべきなのか」「どのようにしたら利益が出るのか」といった、様々な要素から判断して、いづれ決断を下さなくてはなりません。
「今日は何を食べよう」「晩御飯何作ろう」これも判断になります。毎日何かしらの判断を繰り返しているのです。
そうなったとき、判断力がない人は間違った選択をしてしまったり、決断を先送りにしてしまったりして、損をしている場合が多いです。
今回は、判断力がない人の特徴をまとめていきます。
本質を理解していない
判断することに対しての本筋を理解していない人がいます。
本当に求められていることを理解していないと、マニュアルでしか物事を考えられなくなってしまいます。この仕事は何のために行っているのかがわからないと、相手に対しても融通の利かない対応をしてしまいます。
マニュアルを守ることは大切です。きっとアルバイトなどでパターンが決まっている仕事では、本質を理解しなくてもマニュアル通りに対応することで、十分仕事をこなすことができます。
ただ、マニュアルというか定型的な仕事で許される分野と、すべてが個別対応で相手のニーズを汲み取りながら仕事をする分野では、本質の理解度は大きく変わります。特に大きな金額が動くときや相手も高いものを求めていて、こちらも質の高い提供をする場合には、マニュアルは仕事の入り口に過ぎずもう一歩先のサービスを提供するには限界があります。
一番達成すべきこと、例えば、顧客満足度を上げてリピーターになってもらうことだったり、人間関係のトラブルを減らすためだったり、目的が明確になっていると、作られたマニュアルのさらに上に行くにはどうすればいいのかを考えることができます。その判断ができるようになると、本質を理解した仕事をすることができますし、顧客からの満足度も上がり、仕事のスピードも速くなります。
判断力を鍛えるには、今やっていることの本質を理解して、目標・目的を達成するにはどうすればいいのかを前提に考えることです。
仕事の目的を考えるだけでも、判断力を鍛えることができるでしょう。
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選択肢が少ない
判断をする選択肢が少ない人も判断力がない人になってしまいます。
判断をするのに、2つや3つしか答えがないと、その答えに縛られすぎてしまい、柔軟な発想ができないのです。判断は数ある選択肢の中から選ぶことの連続になります。
自分の中に選択肢が少ないとその少ない選択肢の中から選ぶことが必然となってしまい、視野の狭い判断をしてしまいます。
自分の中の選択肢というのは、知識や経験、信頼できる人の意見がそれになります。それを自分の考えとマッチさせて正しい判断を導いていきます。
ただ、選択肢が多すぎると迷いが生じてしまい判断力が鈍ってしまうことも事実です。選択肢が多くて判断力が鈍る原因は、その選択肢が自分で調べたりしたものではなくて、他人から与えられたものだからということが考えられます。
自分で調べたことであれば、自分の中で血肉になって過去の経験や今の状況を踏まえて判断することができますが、与えられた選択肢から選ぶのはファミレスでメニューを決めなくてはならないがごとく、迷いが生じてしまうのです。
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目先の誘惑に勝てない
判断力のない人は、目先の誘惑に惑わされがちです。
今日は得をするかもしれないけど、長い目で見たら損をしてしまうようなことは、多々あると思いますが、そこで目先の誘惑を取ってしまっては、最終的に利益を得ることはできません。
常に目先の欲望に負けて、本当に大切なことを見失ってしまうのです。
例えば、仕事を新しく覚えるときを考えてみましょう。
新しい仕事は当然覚えることが多いですね。最初は引き継ぎなどもあって、やりきるのに時間がかかることも多いです。ですが、ここでじっくりと仕事を覚えれば、あとは覚えることはありません。
確かに、最初覚えながら引き継ぎしながらやっていくと、時間がかかって残業するかもしれないし、自分の時間を使って勉強することも出てくるでしょう。
ここで誘惑に負けて仕事を覚える努力を怠ると、いつまで経っても仕事での判断力が身に付かず、処理スピードも遅いままなのです。
最初に頑張って仕事を覚えてしまえば、パターン化も出来て、判断力も付いてきます。仕事のスピードも早くなって、定時で帰ることだって可能です。
目先の誘惑ってとても強力ですが、中長期的に考えて自分への投資をしていくと、冷静で具体的な判断ができるようになります。
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過去の経験でしか判断できない
自分の過去の経験でしか判断できない人は、判断力がないと言われても仕方がありません。
常に時代は変わっていきます。「昔はこうだった」「俺が若い頃はこうだった」と今について考えずに、過去を押し付けることは正しい判断を邪魔します。
確かに経験を積むことは大切ですが、それに依存してはいけません。
私の職場にもこういう人は多くいます。特にそれなりの年齢に達している人ほどこの傾向は強いです。
「自分が若い頃はこんなことやらなかった」と言って仕事を放棄したり、「昔の〇〇といえば、△△だからこうしろ」と言って大きくミスをしたり、時代が変われば全てのことが変わっていきます。
今の時代に合わせずに自分の過去(特に成功体験)に固執してしまうと、自分の中で固定観念が形成されて正しい判断ができなくなってしまうのです。
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他人の意見を鵜呑みにする
他人の意見ばかり聞いて、自分の意見がない人も、判断力がない人です。
他人の意見は100%理解できるわけではありません。その意見を鵜呑みにしても、100%その通りになるとは限らないし、自分が考えたことでないため、きちんとした行動ができない場合もあります。
他人の意見はあくまで参考です。上司からの命令だったら言われた通りする必要はあるでしょうけれど、その上司だって正しい判断をしているかどうかはわかりません。
誰だって人間ですから判断ミスをすることもあります。他人の意見が間違っていたり、自分に合わないことだって多いにあるのです。
他人の意見はあくまでその人だから成功できたのであって、自分に当てはめても成功するかはわかりません。
他人の意見を鵜呑みにしただけでは、よい判断が下せたとは言えないのです。
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他人の顔色を伺っている
他人の顔色を伺って判断を下してしまっては、よい判断ができたとは言えません。
なぜなら、その顔色を伺った人の求める正解しか選択肢がないことになるので、非常に視野が狭い状態で判断を下していることになるからです。
何かの判断を下す時は全員が納得するような判断ばかりではありません。落とし所を見つけて、誰かには不満な結果になることだってあります。
他人の顔色を伺うような判断を繰り返していては、自分の納得するような判断をすることはできません。
時には他人に不快感や不満を与えような判断をすることになります。そこで他人の顔色を伺ってばかりいると、自分が苦しくなるだけです。
自分が正しいと思う時は他人の顔色なんて見ないでいいのです
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心配性
極端に心配性の人は、リスクを恐れる傾向があり、リスクある判断を下さない傾向があります。
リスクを負わないことは堅実でもありますが、大きく飛躍するためにはリスクを負担しないといけません。失敗を恐れて挑戦しないでいると、最小限のことで収まってしまい、自分の飛躍には繋がらないのです。
心配して自分の可能性を閉ざしてしまっているのであれば、自分にとって最良の判断をしたとは言えないのではないでしょうか。
そのようなことを考えると、やはり、よい判断を下せているとは思えません。
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悪い方に考えてしまうマイナス思考な人の特徴
失敗が怖い
失敗ばかり恐れていると、どうしてもマイナスな思考が先行して、「どうしたら成功するのか」という考えに至らない場合が非常に多くなります。
そうなってしまっては、まともな判断を下すことはできず、最終的に自分が憧れている成功体験を得ることができません。
失敗を恐れると判断力が鈍るだけでなく、行動力も鈍くなります。考えているだけでは結果は出ません。実際に行動して初めて結果が出るかどうかがわかるのです。失敗したらそれはそれで、次への経験となります。この経験も大切な肥やしです。
それがわからずに失敗を恐れたまま生きていくと、勝負するべき時に勝負することができないのです。
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おわりに
判断力がない人についてまとめました。判断力がない人は、経験不足だったり、思考が偏っていたり、自分に自信がなかったりと、様々な要因があります。一番大切なことは、自分を信じ、他人の意見もバランスよく取り入れることです。
今回紹介した判断力のない人の特徴と、自分が判断をするときの傾向を比べて、改善に向けて精進することが大切なのです。