プロゲーマーとして国内外でもレジェンドとして君臨している人がいます。もうご存知の方も多いでしょうが梅原大吾さんという方です。

プロゲーマーとして世界的に有名になる方の考え方が、自分への刺激になりますので紹介します。

梅原大吾さんの著書「勝ち続ける意志力」より

著書の中で「勝つことと勝ち続けることは違う」と述べています。

一回だけ勝つことはまぐれでもなんでもできるかもしれませんが、勝ち続ける、つまりトップに居続けるためには世間でいる常識に支配されていてはいけないのだと考えさせられました。

安易な道は選ばない

自分にしかわからない努力を続けている最中は、たいてい誰にも認められない。
中略
そこで気持ちが負けて、便利な方法を選んでしまうと、確実に成長が止まってします。

便利な方法っていいですよね。私もすぐに楽な方楽な方へ進んでしまいます。

ですが、便利な方法って「みんな知っている」「みんなやっている」方法なんですよね。しかもそれが結構強力なんです。

1つの強力なテクニックに頼ってしまうと、それ以外の技を習得しようとしなくなります。もし、唯一のテクニックが使い物にならなくなった時に、一体自分には何が残るのでしょうか?

人の真似や便利な方法を使う。これ自体は悪いことではないですし、私はこれを成功する近道だと思っています。

ただ、それが出来なくなった時や頭打ちになったときに何もできなくなってしまうのです。

自分の技というか、物事の本質を見極めてそれをマスターすることがいつの時代でも勝ち続けることができる要素なのかなと思います。

良くも悪くも変化していく

行動を惜しまないということしか信じていない。

いい方法も悪い方法も全部自分で試していくスタンスです。

人からこの方法はいいとか、こんなやりかたじゃダメだと言われても一度自分で試してみる。これで自分に合う答えが見つかるようになります。

悪い方法だと事前に知っているとそれを避けることができるので、効率はいいように思えるのです。ただ、自分で実際に試すことでこれは使える、使えないと選ぶことができるようになります。

長い間繰り返していると、自分の型というものが出来てしまいそれに固執してしまいがちです。それが唯一のテクニックとして依存してしまいがちです。

勝ちパターンは研究されます。新技術はさらに新しい技術が出てきます。自分の型も誰かに研究されて、どこかで使い古されるのです。

依存してしまうと周囲の変化のペースに合わせることができなくなってきます。自分からいろいろと試して、失敗したらまた変える。これをずっと繰り返していくということです。

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変化の中で失敗しても構わない

変化ってかなり怖いです。今の現状を変えたいと思っていても、なかなか一歩踏み出すことができません。

変化をつけたことで悪い方へと向かってしまうのではと心配になります。

ですが、それすらも経験として自分の中に蓄積していく思考方法が勝ち続ける人を作り上げていくのです。

変化を続けていけば、きっと正しいことが見つかる。また、正しくないことが見つかれば、その反対が正しいことだとわかる。だから、前へ進める。

どこまでも前向きで力強さを感じます。

人の目を気にしない

人の目を気にしていると本来やるべき行動を継続できない

努力をしていることを周囲の人間は必ずしもいいことだとは思わないでしょう。特にプロゲーマーという職業は特に日本では認知されていないですし、「ゲームしてお金貰えるなんて羨ましい」くらいにしか思われないのです。

きっと、梅原さんは周囲から変な目で見られていたと思います。帰りに毎日ゲームセンターに行って、親や友人からいい加減にしなさいとか言われていたのだと思います。

梅原さんはそんな声も気にならなくなるくらい、努力を続けてきたのです。

自分がこれだと決めたら、周囲の声も目も気にせずに、他の選択肢を断っているのです。

おわりに

この本を読んでいると、膨大な努力や研究によって結果を残したということがわかります。誰に頼るでもなく、自分の頭で方法を導き出しているのです。

自分で変化する環境を作り、失敗してもそれを糧にして勝ち続けているのです。

不敗神話を作ることはかっこいいかもしれませんが、失敗を積み重ねて本当の実力を身に付ける方が本当に強い人になれるのではないでしょうか。