挫折というと大げさですが、誰だって多かれ少なかれ失敗をしていることが多いでしょう。

受験でも、スポーツでも、仕事でも…
何かで成功する、結果を出すためにはどういう考え方で取り組めがいいのか、何が重要なのかをまとめました。

継続する力が一番強力

何かをやると決意して、途中で投げ出してしまう。これでは成功する前にドロップアウトしてしまいます。

偉大な成功者は困難に陥っても、辛い状況でも続けることができる強い継続力をもっています。

「継続することが成功する近道」だなんて、多くのビジネス書に書いてあることなので、知っている人は常識のような情報ですが、これを愚直に実行できている人はどれだけいるのでしょう。

継続するといっても集中できない状況で続けても成功は出来ません。

では惰性で続けてしまう原因はなんでしょう。継続できても身にならない環境はなぜ作られてしまったのでしょう。

継続するためには

継続する。しかも集中力を維持したまま継続するのは簡単ではありません。ビジネス書にはいろいろなノウハウが載っていますが、そのノウハウをどれだけ実行できるでしょうか。

もっと自分に正直になることが、継続力をつける近道です。

計画は立てなくていい

継続をするためには、「目標を設定して計画を立てて実行すること」が教科書通りの方法でしょう。

目標を設定するのはいいのですが、計画はどれだけしっかりと立てていますか?

もし、綿密に計画を立てているというのであれば、考え直してみましょう。もっと簡単に考えていいのです。

綿密に計画を立てると、今日はここまで進めないといけないという設定を作ることができる反面、一日でも計画通りに実行できなかったら一気に気持ちが折れて継続することすらできなくなる。

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実はこれは私も経験があります。

当時の私は、ある資格試験を受けようとしていたのです。テキストや問題集の量と試験日から、一日のノルマという形で計画を作りました。

このペースで勉強すれば合格することができると自信のある計画だったと記憶しています。勉強期間を半年に設定しており、当時はやる気に満ち溢れていました。

ただ、私はこの計画を1ヶ月程度で投げ出し、資格試験も受験すらしませんでした。

仕事で急に残業が入ったり、飲み会に行かなくてはならないということがしばしば起こり、計画通りに進めることができなかったのです。前日の遅れを取り戻すためには、翌日に2倍勉強しないといけません。2日間勉強できないと、次の日は3倍勉強しないといけないのです。

平日に当初の3倍勉強するのは、物理的に不可能でした。

土日で頑張ろうとその時は思うのですが、平日にできなかった分を足すと土日は18時間くらい勉強しないと遅れを取り戻すことはできませんでした。

こういうことを繰り返し、結局、勉強することそのものが嫌になり勉強を投げ出したのです。

出来ない理由を考えてしまう

途中で投げ出してしまうのは、自分には無理だという感情が強くなってしまうことが原因です。

上記の私の体験では、最初に計画を立たまではいいのですが、途中で計画通りにできないことに気が付き、そのままもう自分には無理だという感情に支配されています。

多少予定通り進まないからと言って、致命的なミスにはなりません。ですが、計画通りに進まないことから、このまま計画を進めても失敗するだけだと自分の中で結論を出してしまっています。

私は計画をちょっとでも実行できなかったことが原因ですが、他人と比較したり、環境が悪い、お金がない、寝る時間がないなどのできない理由を考えてしまいます。

まだそのタイミングでないのかも

成功したいという目標がありながら継続できないのは、途中でモチベーションが下がってしまうことが原因です。

それは私のような理由の人もいるでしょうし、努力の途中で何かしらの苦痛が生じてしまうからです。

苦痛が生じるのは、「やりたくないけれど我慢してやっている」ものがあるからです。

「やりたくないこと」と「それをした後の自分」を比べてそれでも頑張ろうと思えるようでないと、途中で投げ出してしまいます。

私は、計画通りに進まないことが嫌で仕方ありませんでした。予定をしっかりと立てたのに、何かミスがあるとカバーするまでの余裕がありませんでした。

「なりたい自分」に近づく過程で、必ず「やりたくないこと」に直面します。

人によっては「やりたくないこと」がダイエットであったり、筋トレであったりするでしょう。これはこの行為自体が苦痛を伴いますよね。

痩せた自分やムキムキな自分と目の前の苦痛とを比べて、痩せた自分やムキムキな自分が憧れだとなれば、自然と「やりたくないこと」が「やりたいこと」に変わっていきます。

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もし、何かに挑戦して成功したいと考えているにもかかわらず、行動に移せていない人や継続できない人は「やりたくないこと」を乗り越えていないのです。

「やりたくないこと」を乗り越えることができていない状況では、あなたが挑戦したいことをするタイミングではないのでしょう。

何かをやりたいと思ったのなら、既に実行しているのです。そこに面倒だなとか、やりたくないなという感情は入ってきません。やる気は湧いてくるものですからね。

まとめ

挫折をしたことのある人は、やりたいことの中にある「やりたくないこと」に勝つことができなかったのです。

それは計画と現実を比べたからなのかもしれませんし、できない理由を考えてしまったからかもしれません。やる気が湧いてこないのであれば、もしかすると自分が本当にやりたいことではないのかもしれないのです。