仕事をしていると、頼りにならないような「駄目な上司」と出会ったことはないでしょうか。彼らは、根本的な仕事ができないだけでなく、部下の扱いも下手で、部下である自分の仕事まで効率が悪くなってしまいます。
その他、部下とのコミュニケーションがうまくとれなかったり、最悪、コミュニケーションを取ろうとしない上司まで存在します。もしかしたら、上司本人もそのことに悩んでいるかもしれませんが、部下としてはそこまでの配慮は難しいですよね。
今回は、ダメな上司の特徴や口癖を紹介していきます。
自分が言ったことを覚えていない
ダメな上司の典型的な例は、自分の言ったことを覚えていない人です。
上司が言ったとおりの仕事をしたはずなのに、上司から「なぜそうしたんだ!」と言われてしまった場合、仕事のモチベーションは間違いなく下がってしまうはずです。この場合は単なる伝達ミスではなくて、根本的に指示した記憶がないという場合です。
部下としては指示通りに働いただけなのに、その指示自体を否定されてしまうのでは気持ちも折れてしまうでしょう。
同じように、自分の言ったことを忘れてしまうような上司も同じです。
仕事を丸投げしてしまう
仕事に向き合わず、丸投げして部下にやらせるような上司も、ダメな上司の特徴です。口癖としては「わからん、やっといて」といったような発言が多いです。
丸投げをするにも方向性や着地点を示してから丸投げするのであれば、やる方もまだ対処ができるのですが、特にそういうこともなく仕事を投げられても困ってしまいます。
上司がわからない仕事を、部下がわかることは少ないです。
部下がその仕事をするとより効率が悪くなるのに、それを理解していないような上司がそのような丸投げの仕方をしてしまいます。
わからないからというのも困りますが、一番困るのは「やりたくないから」「相手が厄介者だから」という理由で丸投げをしてくる人もいます。自分では面倒でやりたくない仕事を部下に押し付けることでその仕事から逃げることができますよね。
こういうタイプの人は本人もわかっていて丸投げしてくるので余計にタチが悪いです
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決断ができない
仕事で決断ができない上司も、ダメな上司の典型です。
上司の立場になると決裁権や幅広い裁量を得ている人が多いでしょう。こうなると日々何かしらの決断の連続です。部署によっては上司よりもその仕事に詳しいベテラン部下社員がいることもあります。
その仕事について部下にアドバイスを求めるのならまだよいのですが、「どうしようかな」という状態がズルズル続いてしまった場合、その時間はただ迷っているだけの無駄な時間となってしまいます。
それは、上司からしたら避けるべきで、時間の無駄以外ないのです。時間が有限であることを知っているのならば、決断時にただ時間だけが過ぎていくのは愚かな行為と自覚しないといけません。
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部下を否定的に見る
部下を否定的に見る人も、ダメな上司の可能性が高いです。
例えば「これだから君は」「君は何をやってもダメだな」と、否定文から入るような上司は、その部下のいいところは間違いなくなにも見ていないのです。
それでは、部下はその上司と働いていて面白くないし、部下のモチベーションを下げるという行動をしているのです。
部下の成長を喜べない
部下の成功に対して「よくやった」という一声がないと、部下はやはり寂しいでしょう。
それだけではなく、部下の成長に対して嫉妬するような上司は、まさに最悪と言えるでしょう。本来であれば部下の成長は上司の手柄になるので喜ばしいことですが、現場第一線でやってきた上司にとってはライバルが増えたようにしか見えないのかもしれません。
せっかく成長したのに、褒めの言葉どころか嫉妬され自分の評価が悪くなってしまっては、部下からしたら「やってられねぇ」という気持ちに繋がるのです。
昔はこうだったとよく言う
過去の功績や習慣にとりつかれているような上司がよく言う言葉に「昔はこうだった」という言葉がありますが、そのような言葉を投げかける上司も、いい上司とは言えません。
昔と今では環境が全く異なります。昔よかったやりかたも今は出来ないことが多くあります。時代に合わせて変化させることができないことを言ってしまっているも同然です。部下としても昔のことを言われても、今どうすればいいかを知りたいのですものね。
昔のやり方にこだわっていると、今の自分を否定していることにもつながるし、新しいことにチャレンジせず、成長しないままになってしまいます。
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上が納得しないとよく言う
自分の意見は全部無視で、全部上の立場の人間に押し付ける無責任な言葉です。中間管理職になると、自分よりもさらに上の人に説明することになるのですが、そういう人は現場よりもさらに上の意見で行動するようになってしまっています。
「上が納得しない」というのは、自分の気持ちを言っているとは言えません。単に自分の評価が気になっているだけなのです。本来の中間管理職ならば、現場の意見や提案を通すために上に掛け合って説得することが仕事なのです。それができずに上に言われたままになってしまうのです。
そんなことばかり続いていれば、提案をした部下も納得できませんし、どうせ何を提案しても却下されてしまうのでモチベーションも低下してしまいます。
出てきた意見を最低でも上に持ち掛ける上司こそが、いい上司と言えます。
レッテル貼りをする
なにかとレッテルを貼りたがる人も、ダメな上司の典型です。
例えば「こいつは使えない」「こいつは使える」「学歴がある」みたいなレッテルです。
レッテルを貼る際には第一印象など初期の印象で決められたイメージが利用されます。
そのようなレッテルから部下の仕事選びをしてしまった場合、部下には新しい仕事を振れなかったり、現状を正しく把握できなかったりと、部下の成長を妨げてしまいます。
おわり
ダメな上司の特徴と口癖を紹介しました。
ダメな上司と仕事をすると、自分のやりがいもなくなったり、成長を感じることができなかったりするのではないでしょうか。上司だって人間ですから、上手下手は出てきます。
そのような上司とどのように渡り合って折り合いをつけていくのかを工夫すると、人としてさらに強くなれるはずです。
そういう人もいるのだとその上司を反面教師として捉え、前向きに自分はそうならないようしようと考えることが大切です。
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