自分が上司や先輩になると必ず出てくるのが部下の育成です。昔は自分も新人だったのですが、時間の経過とともにその頃の気持ちを忘れてしまい、今の自分だけど比べてしまいがちです。
そうなるとまだまだ手際の悪い部下に対してイライラしてしまうこともあるでしょう。
今回は部下育成時にイライラしないための方法についてご紹介します。
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うまくいったらいいなと思いながら楽しく育成する
部下の育成は上司の評価にもなりますし、自分の仕事を楽にするためにも大切なことです。それに組織としても次世代を育てておかなくてはなりません。
それでも部下は人間です。自分でもわからないような向き不向きがあります。自分の指導方法と合わない時もあるのです。
上司であるあなたも完璧に育成しようとせず、上手く行ったら嬉しいなというくらいの気持ちで臨めば過度のプレッシャーを受けることもないでしょう。
こちらが息巻いていると部下にもそれが伝わってしまいます。
育てるよりもサポートに徹して成長を見守るようにする
ちょっと感覚的な感じになりますが育成や教育というよりも、部下の主体性を活かしつつサポートしていくようにすると、部下の独自性を伸ばすことができます。
あれをやれ、これをするな、というのは簡単ですが、部下育成の本当の目的は次世代の中心人物を育てることです。ということは本人に考える力を身につけさせなくてはいけないのです。
全くの初心者を相手にする時は手順を示して、具体的に指示するだけでいいでしょうけれど、仕事に慣れてきた人には自分で考えるような仕事をさせなくてはなりません。
感情的にならないようにする
自分の部下がミスをしたり誰かに迷惑をかけてしまったこともあるでしょう。そんな時に感情的にならないように気をつけたいですね。
怒りの感情は敵と思ってぐっとこらえましょう。平静装っていても相手には伝わるものです。
「怒鳴られはしなかったけれど、イライラしてたな。次は気をつけよう」と思ってくれれば万々歳です。
何しても怒られないでは部下から舐められてしまいますが、制御しているだけで怒ってはいると思わせれられればそれで充分です。
怒鳴ったり感情的になると、相手は萎縮して自分の考えを持とうとしなくなります。上司に言われたことだけやっていればいい。それで上司の機嫌が保たれるのであればそれでいいとなってしまうと、その部下の今後の伸びしろは無くなってしまうのです。それは上司であるあなたの責任です。
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部下に合わせて適切な育てかたを模索する
部下への指導方法も人に合わせてやることになります。ただそれは日々のコミュニーケーションの中で組み立てていかないといけませんから大変です。
褒めて伸ばすか叱って伸ばすかというような単純なものではなく、手順を一から説明しなくてはいけないのか、マニュアルを作ってあげる必要があるのか、あまり深く教えないで考えさせた方がいいのか。そういった細かいことも考えなくてはなりません。
正直、数年で異動がある職場ならここまで気を使わなくてもいいのかもしれませんが、ずっと一緒にいる可能性が高いのであれば最初は特に気を使わないといけないでしょう。
長いスパンで考えて急がないようにする
部下育成には時間がかかります。1年目には1年目の。2年目には2年目の、5年目には5年目の仕事があります。
早く一人前に育てたいからと焦ってしまうこともありますが、お互いに長い人生ですからやることはやりつつ大きく構えても問題ないでしょう。
おわりに
今回は部下育成でイライラしない方法をご紹介しました。誰かを育てるということは難しいことです。子育てと比べるのは変かもしれませんが、子が親にさせるように、部下が上司にさせるようなものかもしれません。
自分が教える側と思いがちですが、部下からも多くの刺激を受けているのです。