楽をして生きている人がいる反面、とんでもない苦労をして生きてきた人もいます。周りの人間がだらしなかったり、とてつもなく運が悪かったり、原因は色々あります。

苦労人は修羅場を何度も経験していることから、辛い立場になっても耐えうる忍耐を持っています。

今回は、苦労人の特徴と性格を紹介します。

見た目が老けている

見た目が老けている人は、苦労をしてきて生きてきた可能性があります。

苦労をするということは、その分様々なことを犠牲にして生きているのです。苦労をしている分普段の生活はずさんなものになる可能性もあります。自分へのケアをおろそかになりがちで、自分でも知らない間に負担が蓄積されていきます。

そのような場合、見た目からも顕著に表れ、どんどん老けていく可能性があるのです。

実年齢よりも年上に見られることもあると思います。ただ、それは見た目以外にも醸し出す雰囲気が落ち着いていることから言われることが多いです。苦労して多くの経験を積んできたことで、年齢以上の蓄積をもっていることの裏返しでもあります。

他人のミスに寛容

他人のミスに寛容な人も、普段から苦労してきた経験があるでしょう。人間何かしらの間違いはしてしまうものです。

過去に苦労した経験がある人は、多くの失敗を繰り返してきています。ですが、それを一つ一つ学んで今の自分を作っているのです。自分が失敗したときに、周囲の人に迷惑をかけたことも理解しています。だからこそ、他人の失敗を優しく理解することができるのです。

我慢を知っているので、誰かの失敗で自分に被害が出ても耐えることができます。我慢ができるのもそうですが、怒っても仕方がないということを知っているのです。

怒りは敵

他人のミスに寛容ではありますが、他人を甘やかすわけではないので勘違いしないようにしましょう。

痩せている

痩せている人も、苦労している人の典型的な見た目でしょう。苦労人で太っているイメージってありませんね。ちょっと偏見かも

人間は命の危機が迫っている時は消化機能から使わなくなるらしいです。緊張するようなイベント(プレゼンや結婚式のスピーチとか)の前に食欲がなくなって口が乾くのはその理由からだそうですよ。

NHKのチコちゃんに叱られるでやってました。

苦労人だから食欲がなくなって痩せていくというのは短絡的かもしれませんが、ストレスが溜まると食欲がなくなるのは事実ですよね。

ストレスで痩せてしまう人は気疲れしやすい人ですので、苦労人はそういうイメージが定着したのでしょうね

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金銭管理ができる

自分で金銭管理をできるような人は、なんらかの形でお金に苦労している人が多いです。お金に苦労した教訓から、これからはしっかりとしたお金の使い方をしようと学んだ人です。そのような人は正しいお金の使い方が身についています。

苦労人といっても何に苦労したかで変わってきます。仕事や人間関係でももちろん苦労は絶えないと思います。

でも、一番経験者が多い苦労ってお金のことだと思うんです

お金が無くて大変だったという経験は必ずどこかで活きてきます。貧乏からの脱出のために必要なことは正しい金銭感覚です。正しい金銭感覚があれば節約もできますし、生活の中で創意工夫することもできます。

自分の生活を厳しく見つめるためには自然とお金の管理も厳しくなっていくものです。お金に苦労してそれを乗り越えた人は金銭感覚を正しく身に付けています。

質素なくらいがちょうどいいのです

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心配性

とても心配性な人は、単純に不安が強いような性格の場合もありますが、苦労した事から心配性になった人もいます。

自分が苦労したことをもう一度経験したくないと考えるのと同時に、他人にも経験してほしくないと思うのが人情です。(中には逆の人もいますが)

あれこれと世話を焼いてくれるのですが、それも自分がしてきた苦労を相手にさせたくないという優しさからなのです。

ただ、あれもこれもと手を焼いてくれるのかというとそうではありません。その当事者が自ら経験しなくてはならないことや乗り越えなくてはならないことは、あえて手を出さずに厳しく接することもあります。

甘やかすと本人のためにならないことも知っているからです。

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仕事は真剣に取り組む

苦労を経験してきた人は手を抜くことをかっこいいとは考えていません。真剣に取り組むことで成果を残すことができますし、手を抜いて失敗してたら、真剣にやっておけばよかったと後悔してしまいます。

ただ、辛いことも経験しているので妥協点を見つけることも得意です。すべてを完璧にすることは理想的ですが、現実問題難しいですからね。

苦労してきた人は忍耐力が付いていますので、きつい仕事にも投げ出さずに取り組むことができます。苦労を前向きに捉えているからできるのです。

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謙虚で相手を立てることができる

相手を持ち上げることができる人も、苦労人の可能性が高いです。

そのような性格の人は、相手を思いやっていることから相手を立てていることもあります。しかし、これまでに苦労しているから人間関係がうまく作れるようになっているのです。

自分がしてきた嫌な経験を踏まえて人と接することができますから、謙虚な姿勢で相手と関わろうとします。

苦労してきた人は自分を不必要にアピールしたり、飾ったりしません。実はすごい経験をしていたとしても、自分からは話したりしません。

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コツコツ努力ができる

忍耐強く、自分からコツコツと努力ができるような人も苦労を経験している人がいます。そもそも努力をすること自体が苦労であり、その努力をできる人は、当然のように苦労して成功を得ることができるのです。

成功するまで努力を続けていれば、その苦労は無駄にならず、自分で成功をつかみ取ることができるのです。我慢強い人間と言えます。

苦労してきた人は苦労を前向きに考えて、着実に行動していきます。努力を継続することで自分の器量が高まり、自分の力が飛躍することを理解しているからです。

過去に大変な苦労をしてきた人も、あの経験があったから今の自分があると振り返ることも多いでしょう。自分のやるべきことややりたいことを持ち続けている限り、常に鍛錬を続けること自体には何の苦痛も感じないのです。

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自分に厳しい

苦労した経験がある人は自分を律することができます。自分に対する甘えはすべて自分に返ってくると理解しているのです。

仮に自分に特別な才能があったとしても、自分を甘やかし甘やかされる環境にいたのでは才能を開花させることはできません。逆に、特別な才能が無くとも、自分に厳しく接して努力を怠らない環境に身を置いていれば確実に実力をつけることができます。

自分を鍛える。筋トレでも勉強でも仕事でも。自らが行動しないと絶対にできないことなのです。

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おわりに

今回は、苦労をする人の特徴や性格を紹介しました。

苦労をする人は、人の影響で自分が苦労している場合と、常に苦労の道を苦と思わず厳しい人生で生きてきた人の2パターンの人がいます。どちらの人も根はとても真面目なので、人からは好かれますし、その時の経験を活かしてサポートしてくれます。当の本人もストイックに自分を高めようともしているのです。

苦労は買ってでもやれと言われますが、程度の差はあれ、何かで苦労してきた人は人としての重みがあります。

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