1万時間の法則とは
1万時間の法則は何か突出したレベルまで至るためには、その訓練時間が1万時間必要という法則です。
多くのビジネス書でも紹介されるくらいに有名な法則です。
1万時間かけるとその道の達人になれる
1万時間を達成しようとすると毎日3時間訓練すると10年くらい。毎日9時間だと3年くらいです。
3年くらい働けば一人前になれると言われるのは、1万時間の法則からも導くことができます。
仕事をしたら最低でも3年は継続しようとよく言われるのは、履歴書の経歴という意味以外にもこういう理由があるのですね。
1万時間というのがキーポイントになっているが、人によってその1万時間をどう過ごすかで大きく変わってきます。
積極的に1万時間を利用するのと、嫌々と1万時間を消費するのでは習得レベルに大きな差が開くのです。上記の本ではビルゲイツ氏やビートルズを例に取って、ひたすらその分野で行動し続けることを天才への道と説いています。
1万時間をかけるリスク
1万時間は1日9時間を毎日3年間続けることで達成できます。この膨大な時間を「それだけ」のために使うことができる人は果たして何人いるでしょうか?
何かを始めるときにきっと最初の100時間もしないくらいで、大多数が辞めていきます。自分には合わないとか、自分には才能がないなどと現実を知って辞めていくのです。
きっと次の100時間でまた多数が辞めていきます。
その次の100時間でまた脱落していきます。
こういうことを繰り返しながら1万時間という途方もない時間をかけることができた人が、結果を残して活躍していくのです。
もし、自分が脱落する方だったらかけてきた時間をどう考えますか?自分がやろうとした分野が自分にとってセンスのない分野だとしたら?
何かに挑戦することはとても素晴らしいことですが、時間の限られている現代において、成功する保証のないものに大きな時間をかけるのは不安でしょうがないです。
スポンサーリンク
まぁまぁいいレベルはもっと楽
一万時間も重要ではありますが、そこまで時間をかけることができない人や、天才レベルにまでなる必要はないという人はないという場合もあります。
短時間でそれなりの結果を出すことについての記事がありました。⇒1万時間の法則は嘘
何かを成し遂げるためには1万時間を練習や訓練に費やす。下積み時代として割り切る必要があるでしょう。しかし、天才と呼ばれるようなレベルにまでする必要がなく、まあまあいいレベルで十分という場合は1万時間の法則は当てはまりません。
1万時間の法則が有名になり過ぎて、この辺を勘違いされる方が多くいるのです。
1万時間の法則は元々天才レベルと呼ばれる人をターゲットに研究した結果を発表したものです。
それがいつの間にか、ビジネス書などで取り上げられるうちに、何か一人前になるまで1万時間必要という何かの入り口としての理論になってしまいました。
それに、たった1万時間で世界の頂点で戦えるようなレベルになれるとも思っていません。
短時間でそこそこのレベルにする方法
上記のサイトで紹介されていた方法がとても参考になります。私は今更世界レベルの何かを成し遂げようとは思っていません。ですが、やりたいことややってみたいことはとても多いです。
詳細は上記のサイトに紹介されていますが、私が大切だなと思ったのは「やりながら修正する」ことと「自己嫌悪との戦い」です。このような言葉ではありませんが、内容はほとんど同じでしょう。
やりながら修正する
何かをやり始めるときってどういう手順で始めるでしょうか?
テキストや資料を買ってきてそれを読んで、実際に体を動かしてみる。最近はDVDやYouTubeがありますからもっと身近ですね。
ですが、重要なのは知識を詰め込むことではありません。実際に体を動かして体得していく時間です。やりながら、「ここを間違えた」「ここを直さなきゃ」と自分と向き合いながら練習をしていきます。
そこで疑問に思ったり、上手くいかないと思った時にテキストや資料、映像を見るのです。知識だけ手に入れてやった気になってしまってはいけません。
勉強で言えば問題演習ですし、球技スポーツで言えばボールを触ることです。
繰り返し行動しながら自分で修正点を見つけて、自分で直していく。
スポンサーリンク
自己嫌悪との戦い
開始したばかりだと、自分の出来ないことにばかり目が行きますよね。できないのは当たり前なのですが、どうしてこんなこともできないのだろうと自分が嫌になります。上記サイトでは「フラストレーションの壁」と表現されています。
ここは実際に20時間行動して「フラストレーションの壁」を乗り越えていくしかないようです。
20時間は結構あっという間に終わります。一日の練習を7時間としたら、3日で終わるくらい早いです。時間だけで単純計算するのも愚かですが、簡単に時間は過ぎていきます。
20時間はあっという間です。ここを乗り越えることでそれなりの結果を出すことができるようになりますし、20時間すら耐えられないようであればその「やりたかったこと」は自分には向いていなかったのだと割り切ることが出来ます。
まとめ
何かのトップになるのであれば1万時間の法則を利用すれば、きっと天才レベルと言われるまでに成長することができるでしょう。そのための環境作りも大切になってきます。
障害の大部分は感情的なものです。結局は自分のやる気がどうなっているかということだけです。やりたいことならば、自然と行動しますが、そうでないのならまぁまぁのレベルになれる20時間を目指してみましょう。
1万時間と20時間に共通しているのは、「とにかくやってみること」なのですから。
[…] 1万時間何かに取り組めば一人前になると言われています。仕事ができるようになるにはある程度の行動量が必要だと言うことを覚えておきましょう […]
[…] 「1万時間の法則」というものがあります。これはアメリカのK・アンダース・エリクソン博士が提唱している概念です。 […]