マルチタスクとシングルタスクでは人間の処理能力に違いがあるのか?

人間の脳は本来的にマルチタスクができるそうです。確かにそうですよね。考え事をしながら、コーヒーを飲んだりできますし、そもそも、複数ある内臓を同時に維持しているのですから、脳の処理能力はとても高いと思います。仕事になるとマルチタスクが出来ることが有利と思われたりしますが、そもそも人間におけるシングルタスク・マルチタスクってどういうものなのでしょうか?

シングルタスクとマルチタスク

シングルタスク派

シングルタスク派と呼ばれる人は一つの課題にのめり込み、好きなことでは人に負けたくないという意地があります。職人肌と呼ばれる人に多い傾向です。目の前の壁や課題を突破するために高い集中力を要します。一つのことに高い集中力を発揮できるタイプと言えるでしょう。

マルチタスク派

マルチタスク派は常に多角的に考えて次の手を常に準備している人が多いです。同時並行で様々な業務や思考をしていますので、リーダーなどの指揮する立場に多いですし、この人優秀だなと思うような人はこの傾向があるようです。

シングルタスクとマルチタスクに優劣があるわけではない

この二つの処理能力に分かれるからといってどちらが優秀でどちらが劣っているということはありません。それぞれに長所を持ちますのでそれをうまく活かしていけば良いのです。自分がどちらの傾向があるかは特に重要だとは思っていません。

経験値が溜まると自然とマルチタスクになる

マルチタスクの一つの側面に周囲の状況を把握できることがあります。周りとの連携や自分の進捗状況を知ったうえでタスクをこなしていくのです。これは経験値が自分の中に蓄積されてきた結果できることですので、時間が解決するということもあります。失敗や成功体験を繰り返しその試行錯誤が脳のポテンシャルを高めていきます。

マルチタスクを分解するとシングルタスクになる

マルチタスクとは複数の仕事を同時進行することをいいます。ですが、突き詰めてみると本当に同時進行をしているわけではないのです。料理をしている時に、カレーを煮込みながら使った食器を洗うこともマルチタスクですよね。文書の印刷中に、上司への報告内容を考えることもマルチタスクです。タスクとタスクの間の隙間時間に別の仕事をしているだけなのです。ひとつひとつを分解すると、一つのタスクにしか取り組んでいないのです。

頭の切り替えの早さがマルチタスクを可能にしている

マルチタスクとして抱えている一連の業務を切り離して考えると、小さな処理の集合体ということがわかります。処理としての仕事は手を動かしたり、それについて考えないといけないので他のタスクはストップします。ですが、それが一区切りするとすぐに別のタスクに取り掛かるのです。マルチタスクができる人はこの切り替えの早さ、決断の速さを持っているのです。それがセンスなのか経験値なのかわかりませんけれど、経験によるところも大きいです。

全体像の把握ができているかで切り替えが早くなる

仕事だけではなく普通の生活の中にもマルチタスクは含まれています。それを効率的に処理できているのは今自分が抱えているタスクの全体像を把握できているからなんです。それだけをやればいいという仕事はあまりなく、多くの場合は必ず複数のタスクが同時並行的に進行していくはずです。その同時並行すべきタスクを自分の中で期限、重要度、関連性を把握して順位付けしていきます。自分の中で全体像がわかっているからこそタスクごとの切り替えが早くできるのです。

切り替えのタイミングがわかれば全部シングルタスクになる

シングルタスクのの傾向は一つの課題に高い集中力を発揮できることです。上記の方法であれば、気持ちの切り替えが必要になるものの、仕事をひとつひとつ集中して処理できるようになります。処理するときはシングルタスクで、全体を把握するときはマルチタスク的思考で仕事に取り組むことができます。

まとめ

シングルタスクとマルチタスクには傾向としての違いはありますが、自分の中でうまく使い分けることができると両方のいいところを使って仕事ができるようになります。あとは純粋に自分の経験値を上げていくと、全体の把握やマルチタスクは自然とできるようになりますよ。