人との関わりや、自分の意見をあまり表に出さないような人を見たことがあると思います。その人は基本消極的で、自分の気持ちを伝えることができないので、人間関係やストレス解消において様々な場面で損をしている場合があるのです。
今回は、おとなしい人の特徴を、仕事の観点から紹介していきます。
自己主張をあまりしない
例えば、「この仕事自分がやります」「この仕事はこうしたほうがいい」といった主張をあまりしないのは、おとなしい人の特徴です。
おとなしい人は、仕事においても自分の意見をあまり伝えず、どちらかというと言われたことをしっかりこなすタイプが多いです。
従って、おとなしい部下を持った場合は、そのことをしっかりと理解して仕事を与える必要があります。
消極的で受け身
消極的で受け身な人も、おとなしい人の特徴です。
自分から積極的に仕事をすることは非常に少なく、人に言われてから仕事をする人が多いです。
これは、仕事に対しての評価にもつながります。例えば「自分から動かない」という評価を上司に与えてしまい、評価が悪くなる可能性があるのです。おとなしい性格が、仕事で悪影響を及ぼしてしまう例です。上司も理解することは大切ですし、改善することも必要です。
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聞き上手
おとなしい人は、自分のことを前面に話すということはしないので、自然と聞き上手になります。
会話は「話す」「聞く」という2パターンありますが、おとなしい人は話しをするよりも、人の話を聞いていたほうが安心するので、聞くのだけがうまくなります。
反対に話すのはいつまでたっても苦手なままで、聞く力だけが養われていくのです。
冷静に考えることができる
おとなしい人は、自分の意見を表に出さない分、しっかりと自分で物事の判断をすることができます。
おとなしい人は、今までの生活の中でも自分の気持ちを伝えないような人が多いので、気持ちを伝えず考えるということは馴れています。従って、誰かの意見を聞いたりせずに、自分の考えを冷静に考えることができるのです。
言われたことしかできない
おとなしい人の仕事の傾向として、自分で仕事をするということは少ないです。むしろ、言われたことしかできない人が多いです。
おとなしい人は考える力があるので、どのような仕事もこなすことができるのですが、積極性がないので「この仕事を本当にしていいのか」と考えます。その考えが、自分から積極的に仕事をすることに対して足を引っ張っています。
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不満や反発が少ない
自分の意見を表に出さないおとなしい人は、不満や反発は少ないです。
心の中には溜めているのかもしれませんが、それを表に出すことは少ないのです。
それが原因でストレスを溜め込んでしまうことも多々あります。
人間関係で衝突しない
おとなしい人は、人間関係で衝突しない傾向にあります。
まず、自分の意見を言わない性格が、相手の性格を我慢して受け入れようという受け入れ態勢が養われていることが理由のひとつです。
もうひとつは、自分の気持ちを前面に出さないことから、誰も自分の本当の意見を知らないのです。その分、誰かと本音で衝突するということは少ないのです。
おわりに
おとなしい人の仕事においての特徴をまとめました。
仕事で人と衝突することは少ないので、その分職場の雰囲気に馴染むことはできます。しかし、積極性に欠けている部分がどうしてもネックになってしまいます。それが昇進に響く可能性が出てくるのです。
おとなしいことは個性ですが、少しでも自分の意見を前に出すことを目標に努力をしてみましょう。