世界的に名の知れ渡っている会社であるトヨタ

実はこのトヨタは仕事を行う上で常に「問題意識」をもって改善していく風土があるのです。

この改善に対する姿勢も世界的に有名で、Google等で「トヨタ 仕事」と検索すると、たくさんの書籍があるくらいです。

今回はその、「トヨタ流仕事の考え方」をご紹介していきます。

改善はニーズありき

これはトヨタの仕事の基本哲学とされています。

つまり、「この改善は誰が欲しがっている改善なのか」ということを考える。ということです。

支持を得られる改善は誰かが求めているものなので、いい方向に進んでいきますが、誰も望んでいないような改善をしても、支持を得られず中途半端な改善で終わってしまいます。

「誰のための改善なのか」ということを意識して、トヨタでは仕事の改善に取り組んでいます。

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2階級上の立場で考える

例えば自分が平社員なら2階級上の部長の気持ちになったつもりで物事を考えると、視野が広くなり仕事の効率を上げることができます。

それだけではなく、自分が部長になったときにどのように仕事をすればいいのかが頭の中に入っていることになるので、後々のイメージトレーニングにもなるのです。

視野が広ければ広いほどしっかりといた成果を上げることが期待できるということです。
これもトヨタで実践されている仕事方法です。

なぜ?を5回繰り返す

例えば何かトラブルが起きたとき、「なぜ?」と自問自答をするということをトヨタでは行っています。

なぜ?と原因を究明することで、

「なぜトラブルが起きたのか?」

「○○が不足していたから」

「なぜ○○が不足していたのか?」

という具合に「なぜ?」を繰り返していくと「このトラブルが起きた原因は〇〇だから、●●をすれば解決するだろう」という結論に至るのです。

その結論に至るまでに、5回、6回、7回と、わかるまで「なぜ?」を繰りかえすことで、正解を導き出す力を養っているのです。

頑張ることは汗をかくことではない

確かに汗をかいて仕事をしている人や忙しそうにしている人は「頑張っているな」という印象を抱くと思います。

しかし、トヨタでは汗をかいて仕事をしている人を見ると、その人や管理職の要領を疑うそうです。

要するに「仕事の効率が悪いから無駄な動きが多く、忙しい思いをしているのではないか」と思われてしまうわけです。

ひたすら汗をかいて仕事をするよりも効率を考えて仕事をするということをトヨタでは徹底しています。

量より質、というわけです。

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課題をみつける

これはトヨタだけではなく、日常生活でも必要になってくるのではないでしょうか。

課題があればその課題達成に向けて努力をいようとするので、必然的に「頑張る」ということができるのです。

仕事ひとつひとつに対して課題を見つけ、達成することによって、仕事効率を上げていくという考え方です。これもトヨタで実践されています。

アイデアをまず形に

トヨタでは「何か閃いたらまず行動に移す」ということを徹底しています。

アイデアを思い付いたらすぐに行動に移すというわけではありません。

アイデアを思いつき、早めに行動して「早めに失敗すること」が大切なのです。

なぜなら、早めに失敗をすれば、その分早めにその失敗に対して「改善点」を考えることができるからです。

この意識があるからこそ、逆にスピード感のある仕事をこなしていくことができるのです。

おわりに

トヨタが世界的に有名なのは、「成果」だけではありません。

成果に対する「過程」も同じくらい有名なのです。
冒頭でも言いましたが、トヨタの仕事の進め方は書籍にもなっていて、様々な企業から模倣されています。

それほど、トヨタの仕事の進め方は効果があるということなのです。

今回紹介したトヨタの仕事の進め方を、みなさんもぜひ実践してみてはいかがでしょうか。

もしかしたら昇進につながったり、自らの成長につながるかもしれませんよ。