共働き夫婦が当たり前のようになってきている世の中ですが、それでも暮らしの中で「家事」という仕事は無くなりません。
二人とも仕事をしているのに、「家事」は妻だけがしているというのでは、肉体的な負担は計り知れないものになります。
また、子どもがいるかどうかでも負担が変わってきて、そういう環境の中でも夫の協力が得られず、疲れ果ててしまう女性も多くいるようです。
今回は共働き夫婦が家事分散をする際のコツを考えてみました。
共働き夫婦が家事分担をする理由
共働きの夫婦が家事を分担するのには様々な理由があります。
結婚したら家事は妻がやるものだという使命感で、女性だけが仕事と家事を両立しても、心身ともに負担がかかってしまいます。二人とも仕事をしているのですから、二人で協力して家事をすることが大切です。
子どもがいると尚更です。仕事と家事、プラスで育児はとても大変。こういう時に二人で協力していかないと、時間的にも、肉体的にも、精神的にも乗り越えることはできません。
核家族化が進み、子育てを親に頼むことも不可能な時代になってきています。妻だからとか夫だからとかいう理由で頑張り過ぎたり、家事をしなくて済むというような時代ではありません。
仕事だけではなく、私生活でも過労は存在するのです。
家事そのものを減らす
共働き夫婦が家事分担の計画を立てる前に、家事そのものを減らすことができないかを考えましょう。
まとめてできるものはまとめる。機械に任せるものは任せる。など自分がやらないことを決めると家事の量そのものを減らすことができます。
多少のお金はかかりますが、それでも家事量を減らして自由な時間を増やすことには代えられません。
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平日は最低限の家事だけ、休日にまとめてやる
二人とも仕事をしている日は最低限の家事で過ごし、不足分は休日にまとめてやる方法です。
洗濯は毎日しなくてもいい、昼間は家にいないから平日は掃除しない、夕飯や弁当は手の込んだものを作らなくてもいいなど、最低限の家事だけ行うのです。
その代わり休日に、掃除を2人でやったり、まとめ買いをします。干す場所が充実しているのなら、下着などを多く買っておいて、週末に一週間分をまとめて洗濯することだってできます。
潔癖の方には申し訳ないのですが、多少部屋が汚れているからと言って誰に迷惑がかかるわけでもありません。自分たちの食べるものに多くの手間をかける必要もないのです。
仕事が忙しいとどうしても家事が疎かになってしまうので、時間がある時にまとめて行うのは良い案ではないでしょうか。
すべてを完璧にしようとしなくてもいいのです。
家事を効率よくするため時短家電を使う
家事の負担を減らすために、家電をそろえることも効果的です。出費はかかりますが、家事の疲労を軽減することができるのは大きなメリットです。
保温調理器や食洗機など、時間がないときは家電に頼って、家事分担を少なくする。ルンバなどのお掃除ロボットも安くなってきているので買いやすいですよ。
今はたくさんの便利な道具があるので、お金は少しかかるが導入するのも有りです。
機械を導入するだけで、掃除も料理も短い時間で完了することができるので、家事そのものを減らすことができますよ。
便利なサービスを利用する
生協やネット通販を利用すると、買い物に行く手間が省けて、調理してあるものも購入できます。
買い物に行かなくてもよいので時間を大きく短縮できます。配送してくれるので若干料金は高くなりますが、忙しい中時間を作って買い物に行かなくても良くなるのはとても大きなメリットです。
生協は離乳食もあって、忙しくて離乳食を作れないというご家庭にも便利です。
私も子供が生まれて生協を使用していたが、家にいなくても玄関に置いておいてくれるので助かります。
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役割分担を明確にする
理想は余裕のある方が自分で考えて家事をするのが理想出来ですが、二人とも仕事をしているとそこまでの余裕が無かったりします。
仕事と同じで家事にも役割分担をすることで、まずは自分の役割をこなすということが明確になります。
日々の家事内容を夫に把握してもらう
家事という仕事がどれだけ多岐に渡るものなのかを知っているのと知らないのでは大きな差があります。仕事内容を知らない人は家事に対して「楽な仕事」だとか偏見を持ちやすくなるのです。
まずは、夫に家事という仕事を分解していくとどれだけ多くの仕事があるのかを分かってもらう必要があります。家事をピックアップしてリスト化してみると、思いのほかたくさんあることがわかります。
例えば、食事一つとっても、買い物、調理、片付け、献立決め、朝食、夕食、お弁当、盛り付けなどたくさん出てくるのです。
その過程の中で、夫の出来ることを把握しておくと、役割分担も決まりやすいです。
相手の体調が悪い時はお互いフォローしたり、夫が苦手な家事は妻が率先して行う(もちろんその逆も)など、二人で臨機応変に助け合うことも決めておきましょう。
また、夫が苦手な家事をすると三日坊主などで終わってしまうので、夫が好きな家事をしてもらうのが手だと思います。
時間の余裕のある方が家事をする
仕事の兼ね合いでうまくいかなかった場合、お互いの様子を見て家事分担します。
あえて役割分担を明確にしないで、お互いがフォローし合うようにするのです。
理想的に見える方法ですが、相手に甘えすぎて家事を押し付けてしまわないよう注意しましょう。片方にだけ負担がいってしまうと「私ばっかり」と不満が溜まってしまいます。
仕事の残業などがたくさんあるご家庭では、こっちの方がうまくいくでしょう。
少しずつ家事をやらせて慣れさせる
家事をやったことがない男性はいきなり家事分担の役割を与えてもうまくいかないものです。そりゃそうですよね。やったことが無いのですから。
まずは子供でもできる家事からやらせてみる。例えば、ごみ捨てのような簡単にできるものから始めます。
一人暮らしをしていたなど、家事の経験があればいいのですが、そうでなければいきなりやらせても不貞腐れてしまうだけなので、最初はイライラするかもしれませんが、じっくり教育していきましょう。
夫に継続して家事をしてもらうため、感謝の気持ちを忘れない
男の人は単純なもので、褒めるとやるし、けなすとへそを曲げてしまいます。褒めて伸びるということを実感しているので、私の家では一つしてくれるたびに褒めるようにしています。
おわりに
共働きということは両方が収入に貢献しています。だから、家事も両方が負担したほうがいいのです。
家事をすることで、生活力も高くなりますし、会話だって増えてきます。
ただ、どうしてもお互い疲れていることが多いので、家事そのものを減らす工夫も必要です。