「考える力」というのはとても大切です。
例えば仕事で「もっと考えて行動しろ!」と上司から怒られたことはないですか?
自分が今何をすべきなのか、この仕事を成功させるためにはどうすればいいのか等、全て自分、もしくは仕事仲間と「考えて」行動をしなければいけません。
しかし、現在、その「考える」ということが苦手な人が非常に多いです。
なぜなら、日常の様々な場面で鍛えることができる「考える力」を鍛えていないからです。
どのようにして、考える力をつけていけばいいのか、今回は考えていきましょう。
考える力はすぐには身につかない
子供のころ、よく「勉強しなさい!」と親から怒られませんでしたか?
勉強というのは子供の義務と考える大人も多く、テストの点数を気にする大人も多かったでしょう。
その「勉強」の中には、少し教科書を読んだり暗記すれば解ける基礎問題と、考えないと解けない応用問題があります。この応用問題が解けない人が多かったのではないでしょうか。
この問題はどうすれば解けるのか、自分の知識を駆使し、問題に取り組むことこそが、勉強における「考える」ということなのです。
仕事や趣味等の日常の「考える力」というのも同じで、自分の経験や知識で「今どうすればいいのか」ということを考えて行動に移すことで、成功へ踏み出すのです。
本来ならば子供のころ、身に着けるべき力なのではないかと私は思うのですが、この「どうすればいいのか」ということを考える力を身に着けることができていない人が非常に多いのです。
私もそうなのですが、考える力がないと上司に言われたままの仕事しかできず、思考停止状態になってしまいます。
子供のころから考える癖をつけていないと、すぐに考えて行動をするということは非常に難しいことなのです。
では、今から「考える力」をつけるには、どうしたらよいのか、考えてみましょう。
比較する癖をつける
例えば、接客業でお客様からクレームをいただいたとします。そこで腹を立てて、お客様に高圧的に反論してしまったらどうなるでしょう。
ほぼ間違いなくトラブルへと発展します。
極端な例を出しましたが、このような場面で「考える力」を持っている人は、「反論したらどうなるのか」「反論せず謝ったらどうなるのか」という、自分の行動からどのようなことが起こるのか「比較」することができます。
これをまずははじめてみましょう。
自分が考えている複数の行動の中から、この行動をしたら、結果はどうなるのか。ということを考えて行動をすることを、心掛けてください。それが「考える」ための状況を引き出すのです。
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予測する仮説を立てる
例えば自分の好きな恋愛ドラマを観ているときに、「このヒロイン、次はどんな行動をするのだろう」という風に、ヒロインや主人公の気持ちになって考えたりしたことはありませんか?
それも1種の「考える力」です。
創造力のようなものですが、こういう記事やテレビ番組を「読んだら(観たら)終わり」にするのではなくて、その後どうなるのか、周りはどう変わるのか等考えてみましょう。
そうすると自然と考える力がついてきます。
自問自答してみる
頭の中で「今何をしよう」と、自問自答してみてください。
そうすると、「何をしよう」という次の行動を自分で考えることができているので、おのずと、その自問自答に対する「答え」が見つかるのです。
例えば、「何をしよう」と考えると、やりたいことが頭の中に思い浮かぶでしょう?
それも、自分でやりたいことを「考えている」ということに繋がります。
自分が相手の立場になったときを考える
相手が今何を考えているのか、どういう気持ちなのかを考えるということです。
そうすることで、心優しい人ならば、その相手が嫌がるようなことはしないはずです。
これも、考える力を鍛える1種の方法です。
相手の立場になって、こうすれば相手が喜んでくれたり、こうすれば相手が嫌がる等のことを考えることができれば、喜ばせようとしたり、嫌な気持ちにさせないようにしたりと、新たに行動を起こすことができるのです。
これも「考えて行動したこと」に含まれますので、日常の中で相手の立場になったときを考えるようにしていきましょう。
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音読をする
これは1種の「脳を鍛えるトレーニング」です。
本を音読すると、途中で頭の回転がよくなります。特に長時間音読をすると、脳がそのスピードに乗ったままになります。
そして、音読を終えた状態でも、その頭の回転というのは続いています。
つまり、「音読を終えたときの状態は、頭の回転がよく、集中できている状態」ということなのです。
脳を限界まで働かせることによって、脳を鍛えることができるというわけです。
これも、普段から脳を動かしていないとできない「考える力」をつけるトレーニングとなります。
おわりに
考える力というのは、生きていく上で非常に大切な力です。
自分で考えて行動することができなければ、周りはもちろん、自分も損してしまうかもしれないからです。
日常で考えついた「自分の考え」が、自身の生活をより豊かにしたり、仕事で成功を掴んだりするのです。
今回説明した5つの「考える力を育てるトレーニング」は、非常に抽象的で、イメージしづらいかもしれませんが、よくよく読んで自分で考えてイメージしてみると、今すぐにでもできることです。
まずはこの5つのトレーニングを意識して実践することを心掛けてください。
そうすることでいずれ、「心掛けていること」から「自然とできるようになること」へと成長します。
そのようにして、考える力をつけていきましょう。
「考える力」は生きる上で大切な力ですからね。