安い肉を柔らかくしたい
高いお肉を食べたいけど、毎日買うような余裕ないですよね。
特売で安いステーキ肉や、ブロック肉を買うのはいいのだけれど、固いお肉が多いです。
噛んでも噛んでも飲み込めないこともあって、買わなきゃよかったと思うこともあります(また買っちゃうんですけどね)。
子供に食べさせようにも、固くて噛み切れないと食べてくれないなんてことにもなってしまいます。
今回は安いお肉を柔らかくして高級肉に近づける方法をまとめました。
安い肉にひと作業で柔らかくする方法
お肉そのものに工夫をして柔らかくします。
・肉の筋を切り、叩く
ミートハンマーやミートソフターのような道具があれば便利ですけれど、無ければ綿棒や包丁の背中でも十分です。
我が家では全部包丁でやっています。洗い物増えちゃいますから・・・
包丁の先端で筋の部分を2、3ヶ所切ります。
その後、包丁の背の部分や、綿棒で肉の中心部から外側に向かって叩きます。
この時、軽い力で全体を叩くのがポイント
叩きすぎると繊維が壊れすぎてしまいます。柔らかくなりすぎてうまみも逃げたしてしまいますよ。
このひと手間加えることで
・火の通りが早くなる
・肉が縮みにくくなる
・調味料が馴染む
・柔らかくなる
というメリットが出てきます。
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漬け込みでお肉を柔らかくする
酵素のパワーでお肉の繊維を崩してくれます
・炭酸系飲料に漬け込む
コーラやビールに漬けておくと柔らかくなりますよ。
コーラやビールに含まれる酵素によって、肉のタンパク質が分解されるのです。
吸収しやすいように肉の表面に穴を開けておくといいですよ
漬け込む時間は10分程度
肉を焼く際には軽く水で洗い流しましょう。焦げ付きの原因になる場合があります
・牛乳に漬け込む
牛乳に含まれる乳酸が、肉の繊維質をほぐしてくれる。臭みも取れていい感じ♪
肉がしっかりと浸かるくらい入れます。
漬け込む時間は2時間程度。
汁気をしっかり拭き取ってから調理しましょう。
・パイナップルに漬け込む
パイナップルに含まれるブロメレインの効果で、肉の繊維が崩れるのです。果汁100%パイナップルジュースでも大丈夫ですよ。
漬け込む時間は30分から1時間程度。
漬け込み過ぎると肉がボロボロになるので注意が必要です。
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・キウイを使用する
キウイフルーツも肉の繊維が破壊してお肉を柔らかくしてくれます。
キウイをすりおろしたものを肉に塗りこんで30分放置しましょう。
焼くとき拭き取らないと、キウイの風味が付いてしまいます。
こちらも放置しすぎると、肉がボロボロになるので注意です。
・すりおろした玉ねぎを使用する
玉ねぎをすりおろして、30分から3時間程度漬け込むとお肉が柔らかくなります。
玉ねぎであれば、お肉に漬けてもそのあとソースにすることができますので、牛乳やフルーツを使う方法よりもコスパが良いです。
・きのこを使用する
きのこを使うのも、使用後に使いまわせますから便利ですよ。キノコのうま味もお肉に着きます。
特に舞茸がいいです
舞茸に含まれるエンドペプチダーゼが、タンパク質を分解してくれるのです。
舞茸をみじん切りにしたものを、こしたつけ汁に30分程度漬ければOKです。
・はちみつを使用する
はちみつに含まれる果糖とブドウ糖が、肉が固まるのを防いでくれます。
はちみつを塗り、30分程度置いておく。
はちみつ自体がおいしいので、焼く前に拭いたりする必要はありませんが、塗りすぎると甘くなるので注意が必要です
・ヨーグルトを使用する
表面にヨーグルトを塗りこんで、30分程度冷蔵庫で寝かせてから焼きましょう。
焼く前に軽く拭き取っておくといいですね。
おわりに
安いお肉を柔らかくする方法はお肉を叩いたり繊維を切ったりすることで、ある程度柔らかくなります。
それ以上、やろうとするとお肉を漬け込んでから焼けば、とっても柔らかく変身してしまいますからびっくりです。
ただ、お肉を漬けた後の汁を再利用する方法までは思いつかなかったので、牛乳やジュースで漬けるのであればもったいない気もしてしまいます。
たまねぎやキノコであれば、お肉のソースに使えますからそれとはちみつで工夫するのが我が家では多いですね。