人から助けてもらったことは誰しもあるはずです。しかし、助けてもらった人から恩着せがましい態度を取られたら、そのありがたみは一気に消えてしまうのではないですか。
助けてもらったこと自体はありがたいのですが、その後助けたことをズルズルと引きずって、何かと自分に不利なことを押し付けるような人は、決して性格がいいとは言えません。いわゆる「偽善者」ですね。利害に基づいて行動するので、人徳はないと言っていいでしょう。
今回は、恩着せがましい行動をする人の特徴や心理を紹介します。

見返りを求めている

恩着せがましい人は、決まって何かの見返りを求めています。
自分は相手のために何かを行動したわけなので、その行動した時間は、自分のために使えなかったわけです。つまり、「損をした」と感じてしまう人だっています。
なぜ、損をしてまでその相手を助けたのかというと、相手に対して見返りを求めているからです。
「あの時助けたんだから今度はあなたが私を助けてね」という心理が働いているのです。

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褒めて欲しい

恩着せがましい人は「褒めてほしい」と思っていることが多いです。
このような人は、上記のような「損得で物事を考えている」ような人とはちょっと違います。ただただ「その相手に褒めてほしい」といった理由だけで恩着せがましい態度を取ってしまうのです。助けてもらったことを思い出す度に相手からは褒められることがあるので、それを求めて恩着せがましくなります。

優位に立ちたがる

人を助けた場合、少なからず相手からは「恩」を貰うことができます。
その恩というものは、相手にとってはありがたいもので、助けてあげたという記憶から、相手よりも優位に立つことができるわけです。
立場的に優位になれた場合、ついつい「あの時助けたんだから」と言うような心理が働き、恩着せがましくなるのです。

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自分のしたことは覚えている

恩着せがましい人は、いいことでも悪いことでも自分の行いは覚えていることが多いです。
なぜ人に恩着せがましい態度を取れるのかというと、その「相手の為の行動」をちゃんと覚えているからです。無意識に相手を助けて、その助けたことを重く考えていないのなら、ちゃんとした「優しい心」を持っています。逆に「助けた」と意識して、そのことをずっと覚えていた場合、それは間違いなく「偽善」です。その助けたことをいつまでも覚えて、恩着せがましい態度を取ってしまいます。

承認欲求が強い

承認欲求とは、他人から認めてもらいたいと思うような欲求のことです。いいことをした場合、その行動は認められることが多いです。人の命を助けたといったら、ニュースに載ったりすることもありますよね。このように、いい事をした場合は他人からありがたいと思われると同時に、他人から認められるのです。そして、他の人からも認めてほしいので、自分の行いを常に自慢してしまうのです。その様子が、まさに恩着せがましい感じになってしまいます。

おわりに

今回は、恩着せがましい人の特徴や心理について紹介しました。
恩着せがましい人は、基本的に「相手のため」には動いていません。助けたことによる報酬目当てで人助けをしているだけなので、真の優しさではありません。もし、人に助けてもらったのだけど、恩着せがましい態度を取られた場合、萎えてしまうかもしれませんね。