人をすぐ裏切るような人や、優しさを分け与えることができるのに、それをしない人のことを「薄情者」といいます。
薄情者と言われる人は興味のないことにはとことん興味がなく、他の人がどうなろうと自分は関係ないと思っている人が多いです。いわゆる「自分がかわいい」ような状態です。そのくせ自分が他人から貶されるとナイーブになりがちで、自分に甘く他人に厳しい(無関心)な側面があります。総合して都合のいい人間と思われてしまいがちです。
今回は、薄情者の特徴を紹介します。

自分に甘い

薄情者は自分には甘いです。
基本的に自分中心で物事を考えているので、どんな行動にも「自分に対するメリット」を天秤にかけています。そのため、多少自分が失敗したくらいでは「自分もミスだ」とは認めません。最悪の場合他人に責任を擦り付けて、自分は安全な立場になろうとします。
それを見た他人は「卑怯な人間だ」と思うのは間違いありません。薄情者、卑怯者としてのレッテルを貼られ、今後の人間関係形成が難しくなってしまいます。

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他人には厳しい

薄情者は自分に甘いくせに他人には厳しいです。
自分が生きるために必要なことを優先する傾向がある薄情者は、他人に足を引っ張られることを嫌います。従って、自分と関係のある他人がミスをしたときは、当たりが厳しいです。しかし、その実自分も何もできず、いわゆる「口だけの人間」と思われがちです。
一番上司にしたくない人間ですよね。

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家庭の愛情を得られずに育った

薄情者は、家庭の愛情を得られずに育った場合があります。
家族愛は本来なら無償で得られるものです。自分がなにか失敗しても、家族が支えてくれることは想像できるでしょう。しかし、そんな家族愛に触れられずに育った場合、優しさをしらずにここまで生きてきたことにも繋がります。最低限の人に対する優しさを身に付けていないので、当然人に優しくすることはできません。すぐに人を裏切るし、助けることができる人に手を差し伸べることもありません。

恩や義理を重視しない

薄情者は、恩や義理を重視しない傾向にあります。
一度助けてもらったら「恩」が産まれるのは当然ですが、恩を返そうとは微塵にも思っていないのです。
恩がある人間も時には切り捨てるので、言葉通り薄情な一面が強いです。

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欧米留学すると成功しがち

薄情な人間が欧米留学すると、成功しがちです。
海外には日本のような「温情」がない場合があり、欧米では特に「自分のスキルを高めるため」に生きている人が多いです。薄情な人と似たような傾向があるので、自分の力のみで戦うことができる欧米の環境に慣れやすいのです。

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ある程度都会で育った

ある程度都会で育った人も、薄情になりやすいです。
都会には人がたくさんいるので、ひとりひとりへ与える優しさの量はどうしても薄れます。他の人から優しさを勉強できないのです。

他者とのコミュニケーションが下手

他人とうまくコミュニケーションが取れない人も、薄情と思われがちです。
人と接する機会が少ないので、その分優しさに触れることも少なく、積極的に他人に優しくできないのです。

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おわりに

今回は、薄情者の特徴を紹介しました。
薄情者は人と関わる上で必要最低限な優しさを持っていません。人からは与えられ、自分は与えないような考えを持っているので、生き方に筋を通しているとは言えませんよね。当然、人からも信頼されにくいです。