「虚栄心」とはどのようなことを言うのでしょうか。つまり「嘘をつく心」という風に表現され、嘘をたくさんついてしまう人が、虚栄心が強いと言われています。
そのような人は、なぜ嘘をたくさんついてしまうのか考えたことはありますか。もしかしたらその人は心の闇を抱えていて、そのせいで嘘をついてしまう可能性もあるのです。
今回は、虚栄心が強い人の特徴や心理を紹介します。

人は人、自分は自分と考えられない

虚栄心が強い人は、自分は自分と考えることができません。なぜかというと、比べクセがあるために、その人のいい部分を見て「羨ましい」と思ってしまうのです。
そして、自分もそのいい部分を持っているといい、つい嘘をついてしまいます。

常に他人との比較によって自分を測る

常に他人とは比較するような性格の人も、虚栄心が強いです。
比較をするということは、その比較で自分が劣っていた場合、極度の虚無感が襲います。そのぽっかりあいた穴を防ぐかのように、嘘をついてせめてもの強がりを見せようとします。
それがクセになってしまうと、やがて「虚栄心の塊」のようになってしまいます。

自慢話が多いが中身がない

自慢話が多いが、その自慢の中身が薄かったりなかったりする場合、その自慢は「嘘」である可能性があります。
そのような嘘をつく人も虚栄心が強く、ちょっとしたことで自分を上に見せようとするために自慢しますが、嘘なので中身が薄っぺらいです。

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職業や学歴などステータスに執着している

虚栄心が強い人は、職業や学歴などのステータスに執着している場合があります。
そのような人は自分のスペックに自信を持っていることから嘘はあまりつきません。しかし、「自分より上の人間」が現れた場合は、激しい嫉妬心が出てきます。そこで自分を上に見せるために嘘をつき、虚栄心が生まれてしまいます。

常に危機感がある

常に危機感を持っている人も、虚栄心が強いです。
自分を偽って自分を守るという方法を取っていて、例えば「嘘をついて自分を見繕わないと叩かれる」というような状況で、仕方なく嘘をついてしまうのです。
将来に対して危機感を持っている人も、度々自分のステータスを偽って人に説明します。

自己否定をしてしまう

自分を否定する傾向にある人は、虚栄心が強いです。
なぜなら、自分を否定することで「虚しさ」が残ってしまいます。その虚しさを埋めるために、つい嘘をついてしまいます。
例えば、ちょっとでも自分を上に見せようと「これくらいできる」という根拠もないことを言います。

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自分の存在が自分の中で大きくなっている

自分の存在を大きく思っている人は、その大きい自分を他の人に見せようとするため、虚栄心が出てきます。
大きく見せることで、それが嘘だとしても、他の人からも「自分はすごい人間だ」と思ってもらえます。

精神的に弱い自分が好き

精神的に弱い自分に酔っている人も、虚栄心が強い可能性があります。
例えば「ずる賢い生き方こそが至高」と考えているような人はいます。そのほうが人が構ってくれるからです。その自分を演出するために虚栄心を出しています。

おわりに

今回は、虚栄心が強い人の特徴を紹介しました。虚栄心が強い場合は、どんどん嘘を重ねていくことになるので、信用を失う可能性があります。
信用を失った場合、もはや虚栄心ごときでは解決できないくらい人は離れていきます。そうならないように、嘘は程ほどにしましょう。