自分が仕事をしていると、自分の上司の段取りがどうしても悪くてイライラした経験はないでしょうか。
段取りが悪い上司の仕事は決まって効率が悪く、仕事の進度が安定しない傾向にあります。そのような上司の部下になると間違いなく苦労しますし、自分の昇進にも影響が出てしまい、いいことは何もありません。
今回は、そんな段取りが悪い上司の特徴や対処法を考えていきましょう。

段取りが悪い上司の特徴

思い付きで指示を出す

段取りの悪い上司は、思い付きで指示を出す傾向にあります。
思いついた先に何か考えがあるのでしたらいいですが、あったとしてもそれは一時的なことで、長期的に「今の仕事とどう結びつけるか」という案はできていなかったりします。そのような案は、仕事の目的からずれている場合が多く、当てにならない指示の場合が多いです。

内容を吟味せずに割り振る

仕事の内容にしっかりと目を通さず、経験だけで物事を判断する上司がいます。そのような場合、その内容を「確実に」理解しているとは言えない状況なのがほとんどです。必ず、上司の経験と、その仕事の根本的な内容とどこか食い違っていることが多いのです。
内容をしっかりと確認していないと思われるような割り振りの場合は、自分から上司に提案してみるのもひとつの手です。

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自分のやり方でないと満足できない

段取りが悪い上司は、どうしても自分のやり方でないと満足ができないという人がいます。
そのような人はいままで自己流で成功してきた人なのですが、誰もがその自己流についてこれるわけではないということを知りません。従って、部下にもマニュアルでなくて自分のやり方で仕事をさせようとします。

段取りが悪い上司の対処法

先にこちらから段取りを組み確認を取る

段取りの悪い上司が提案をする前に、あらかじめ自分からその仕事の段取りを上司に確認をしておくと、ある程度は段取りよく作業を振ってもらえる可能性があります。
上司からしたら「お、この部下、自分の仕事(段取りを組む)してくれてるじゃん」と思い、簡単に採用してくれるからです。

チーム体制を整える

上司に「チーム体制」という意識を常に持ってもらうことも、段取りが悪い上司対策として必要です。
「これは自分ひとりの仕事ではないんだ」ということを上司に伝えるのは難しいですが、その間はしっかりと他の同期や部下と情報を共有して、「ここをどうすればいいか」などを常に確認しながら仕事に当たるようにしましょう。

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段取りの悪い上司の仕事を手伝う

これは、段取りが悪い上司対策の最後の手段です。なぜなら、自分の負担が大きくなってしまうからです。
最悪、自分がその上司の仕事を手伝ってしまえば、例えば根本的な部分の解決につながる可能性が高くなるからです。
もちろん、そのためには自分がその仕事を根本的に理解することが必要なので、ハードルは上がります。自信のある人は実行してみて、仕事全体の負担を少なくするようにしましょう。

おわりに

今回は、仕事の段取りが悪い上司の特徴と対策方法を紹介しました。
仕事の効率が悪い上司の改善は非常に難しいです。なぜなら、いままでその方法で上に上がってきたからです。
全員が全員、その上司に合わせることはできるわけありません。従って、ある程度はマニュアルに頼るということを、自分たちだけでもしていき、そのような上司にならないようにすることも、間接的にではありますが、将来を見通して行いたい解決方法です。