「モラルハラスメント」という言葉は聞いたことがないでしょうか。
モラルハラスメントとは、言葉や態度などで対象に嫌がらせをする行為で、略してモラハラといいます。
特に仕事においてこの行為は起こることが多く、モラハラが当たり前になっている職場まであります。
モラハラが当然のような空気になってしまった場合、それを打破することは難しく、いつまでも嫌な空気が漂う職場となってしまいます。
今回は、モラハラが多い職場の特徴を紹介していきます。

自分の価値観を押し付ける人が多い

モラハラが起こる職場の特徴として、自分の価値観を押し付ける人が多いことが挙げられます。
自分の価値観というものは、その人の都合のいい考えのことです。例えば「きつい仕事は部下がやる」「女性は結婚して辞めるから重役につかせない」といった、自分に都合よく解釈していることです。それを他の人に押し付ける人が多かった場合、それが当たり前の雰囲気となってしまうのです。

一部の人しか意見を言えない

一部の人しか意見を言えないような職場は、モラハラが多い職場の可能性があります。
なぜなら、自分が意見を言っても聞き入れてもらえないと思っている人が大半だからです。
その人たちは、なんらかの形で嫌な気持ちになったことがある人なのです。

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他の価値観が排除される

会社に存在する固定概念が強すぎるため、他の価値観が受け入れられないようなことが多々あります。そのような会社も、モラハラが蔓延している可能性があります。
他の意見を受け入れない態勢ができているということは、「上司がすべてを決めている」とも捉えることができます。上の決定がすべてと思っている会社の典型です。
従って、上の人間がすべてを決めてしまうような会社は、部下の立場は限りなく低くなり、どうしてもモラハラが起こってしまうのです。

とても保守的な現場

例えば、「事なかれ主義」を貫くような職場のことです。
いじめが起こっても無視、会社で起こったトラブルも関わらないといった人道に反することを無視して、会社の損害や世間体を守ろうとする職場も、モラハラが多いです。
守ってくれるような存在がいないからです。

孤立させる

例えば、仕事を与えなかったり、飲み会に誘わなかったりといった状況を作りだして、特定の人を孤立させる職場も、モラハラが多いです。
そもそも、孤立をさせるという行為こそがモラハラなので、孤立している人を見たら、「モラハラかな?」と疑って構いません。

仕事を干されるもしくは過剰に振られる

仕事を与えてもらえなかったり、過剰に与えられるというのは、本人にとってはストレスとなります。
そのストレスを与えているのは、ズバリ会社そのもので、これもモラハラに当てはまります。

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仕事に必要な情報を与えられない

仕事をするのに必要な情報を与えない会社も、モラハラが多い会社の特徴です。
なぜそのようなことをするのかというと、その人の仕事のミスを誘っているのです。そして、その人の評価を落とそうとしています。
その行為こそがモラハラということができるでしょう。

時間、場所を問わず連絡が来る

例えば、休日でも仕事の連絡が来るような職場も、モラハラが多い傾向があります。基本的に「会社第一」という考えが根付いた職場の証拠です。
このような会社は、個人のプライベートを無視する傾向にあるため、社員を思いやっていないと言えるでしょう。

おわりに

モラハラが多い職場について紹介しました。モラハラはストレスに直結するような重大な問題です。従って、モラハラに負けない精神と、そのような雰囲気をいかに打開するかが個人の問題であり、会社全体の問題と言えます。