最近自分の頭で考えることってなんだろうって考えています。考えるって言っても
考えろっていうけど考えるってなんだ?このままじゃどうなるんだ?でもどうすれば考えるようになるんだ?まずい、まずいぞ~
ってただただ、不安になるようなことはしていません。というかこれって考えているっていうのかな?堂々巡りして思考停止状態になっているわけですよ。
最近は考えるってなんだろうっていうエントリを多く書いていますが、それだけ自分が悩んでいるということ。これらの記事に至ってはお盆休み中に一気に書き溜めているので、アップするのも時間差があるんです。
考えるきっかけというか、自分で考える工程を入れてくるのは思いの他簡単です。簡単というのは手段が多くあるから。やっぱり実践するのは難しい。
考えるの基本は予測と仮説
自分で調べたり考えたりするプロセスを分解してみると。
・テーマ
・情報収集と分析(テーマへの回答)
・だからなんなの?どうなるの?(予測・仮説)
・どうすればいいの?(主張・意見・解答)
に分かれていくのかなと思います。
ここで思考停止している場合はテーマから一気にどうすればいいの?に飛ぶわけです。このどうすればいいの?の解答ですね。思考停止していると主張も意見もないですから。
今回注目するのは予測・仮説の部分です。この部分が自分で作れるようになるとその後の意見や主張につながっていきますからね。
テーマを見つける能力も必要ですが、通常仕事をしているとテーマっていうのは向こうからやってきます。
今直面している問題をテーマとしてとらえればいいだけですからね。情報収集も結局は作業です。調べることは考える下地を作るので重要ですが、ネットでも新聞でも社内共有のノウハウでも調べれば出てきます。調べれば出てくるけれど、そこに自分の意見はありません。
だから、考えるという力を養って自分の意見や主張に昇華させていくには予測や仮説を立てられるようになる力が重要だと考えています。
具体的には
商品Aを会社Bに売りたいっていう場合を考えてみます。
テーマ…商品Aを売りたい
情報収集と分析…会社Bの情報、担当者の性格や在庫の回転、客入りなど
予測と仮説…情報収集と分析から会社Bは何を求めているか。それは商品A
で対応できるか。
主張…この営業手法を採用し販売する
この例だとテーマって自分から求めなくても向こうからくる場合が多いですし、情報収集と分析もあくまで販売戦略作る前提作業です。実際に自分で考える段階に入るのは情報収集と分析を踏まえて予測と仮説を立てる段階に入ってからになります。
この状況だとこう予測できるのでこの手法で考えている。手に入れた情報から自分の出力方法を組み立てていくことが考えることなんじゃないかなと思います。
予測と仮説を作ることができれば自分の意見はそれに沿ったものになるし、思考プロセスを自分の中に蓄積させることになるので、実際の交渉の場でも優位に進めることができるわけです。
考えることを重視する際には情報収集や分析で満足しないで、本番はその先の予測と仮説を立てることだと理解していないと、仕事した気になって結果が出ないっていうことになっちゃうんじゃないかな。仕事でもなんでもいいけれど、予測と仮説を立てることを繰り返していけば、考える力が身に付くのです。