実際に貯金をしようとするとどのくらい貯めればよいのか気になるところです。人によって見解が異なるのでいくら必要と厳密に定義することは難しいでしょう。目標を決めるときは短期目標と長期目標を組み合わせて作るとマンネリ化が防げますよ。毎月2万円貯金するという短期的な目標と10年で500万円貯めるというような長期的な目標です。

短期目標と長期目標でマンネリ化を防ぐ

まずは毎月数万円からスタート

自分の収支を把握して、今の生活スタイルならばいくらの貯金ができるのかを考えてみましょう。今の生活から1万円節約することができるのであればまずは毎月1万円の貯金を目標にします。手取りの20%など自分なりに目標を決めればよいのです。いきなり毎月10万円貯金するというのは難しいので最初は家計の見直しをしつつ実行可能な範囲で設定しましょう。ハードルは低めで構いません。重要なのは実行し続けることです。

短期的な目標を達成すると自信がついてくる

毎月の貯金目標を設定する理由は小さい目標であっても達成感を得ることができるからです。
小さな目標であったとしてもそれを毎月積み上げていくことで大きな目標が達成できます。いきなり、10年で500万円という長期目標だけを立ててしまうと、達成するためにどういうプロセスを踏めばいいのか不透明ですし、10年あるんだしちょっとくらいいいやと気持ちのゆるみが出てしまうのです。

長期的な目標は自分の価値観ライフプランに合わせる

年代別平均貯金額が公表されていますがあくまで平均ですので、その数字に一喜一憂する必要は全くありません。平均値は誰かすごい人が一人でもいると一気に数字が上がってしまいます。重要なのは平均を気にすることではなく、自分自身にとってあっているかどうかです。具体的にこの金額を貯めましょうということはなく、各人に合わせて目標を立てましょう。

20代の目標貯金額

年収の3~6ヶ月分が最初の目標です。この金額を持っていると不測の事態に対応することができます。このくらいの金額まで貯金ができなければ投資を検討する必要はありません。まずは、自分の生活を見つめなおしていくことが優先です。この時期に借金がある人はまずは返済を優先しましょう。大学を出たばかりですと奨学金の返済も始まる人もいます。特に有利子奨学金の場合は、繰り上げ返済をすると利息が安くなりますので早期返済を心がけましょう。

30代の目標貯金額

年収分の貯金があるとひとまず安心でしょう。結婚や出産、子供の成長などの大きなイベントが増えてきます。当然出費が増えてきますし、今後家を買いたいというのであればその準備もしなくてはなりません。子どもの進学や自分のことも考えつつ生活しなくてはなりません。
仕事も役割や責任が増えてきて楽しくなってくる時期かもしれません。自分自身のスキルアップ(自己投資)をするチャンスも増えてきます。30代には多くの選択肢が待っていることでしょう。自分の軸を作り、将来設計をして目標貯金額を設定すると良いでしょう。

40代の目標貯金額

年収の2倍程度があれば心穏やかに暮らせます。家族構成によりますが子どもの成長によってお金がかかってきます。この時期は家計の収支が赤字になる可能性もあります。余裕のある時期やボーナス時期に散財せずにキープしておくことも作戦としては有効でしょう。

まとめ

貯金は日々の積み重ねです。年齢を重ねてからさぁ貯金を始めようとなるとかなりの負担が生じます。若いうちから先を見越して行動をしていくと、年をとってから楽になります。毎月2万円貯金ができれば、一年で24万円。10年で240万円です。他にも生活の見直しや収入アップにより貯蓄できる金額は増えていきます。毎月こつこつと貯金をして達成感を増やしていきましょう。この成功体験が長期戦である人生を穏やかにさせてくれると思います。