会話が苦手で何を話していいかわからないという方や、初対面の人と何を話せばいいのかわからないという方多いのではないでしょうか?
会話のきっかけってとても自由なので、天気の話でも体調の話でもいいのですが、そこから話を広げることができるかできないかで会話の幅が大きく変わってきます。
今回は会話をテンポよく進めるための質問方法について紹介します。
直前の会話を踏まえる
会話はテンポよく進めることが大切です。テンポよく進む会話は相手も自分も心地よくおしゃべりで来ていると感じることができます。
直前の会話から話を膨らませていくことで、会話の幅が広がっていきますよ。
それに、突然話題が変わると相手はびっくりしてしまいます。楽しく話していたのに話題が変わると、話のトーンが一気に下がってしまう人もいます。
特に会話に自信がないという人は直前の会話から話を膨らませることを意識しましょう。
質問の基本 YES・NOクエスチョン
YES・NOクエスチョンとは、相手が「はい」か「いいえ」で回答する質問のことを言います。
「昨日はテレビ見ました?」と質問すると
「はい、見ましたよ」と回答することになります。
「はい」か「いいえ」で回答できるような質問は、質問に答える側としては答えやすいものが多いです。
そこから話を展開していきます。
気を付けたいところは、質問攻めしないようにすることです。
それと、具体的な話や感想を中心に質問していくと相手も答えやすくなります。
「昨日はテレビを見ました?」という質問から「なぜテレビを見たのですか?」とか「どのようにテレビを見たのですか?」と話を展開してしまうと、相手はとても答えにくいです。
なぜテレビを見たかなんて理由もなく見ていることもありますし、どのように見たかと聞かれても、寝そべりながらとかリモコンのスイッチを入れたとか、そういう話で終わってしまいます。
具体的な話や感想を聞くようにすると相手も答えやすいので
「どの番組を見たのですか?」とか「何時くらいまで見ていたのですか?」と具体的な質問をすれば相手も答えやすいですし、そこから番組の感想などで話が膨らんでいきます。
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5W1Hを意識する
5W1Hは会話以外にも仕事などでも意識するように言われますので、覚えている人も多いでしょう。
誰が~
何を~
いつ~
どこで~
なぜ~
どうやって~
を組み合わせて質問をしていくと話を展開させやすくなります。
ただ、注意点としては、5W1Hすべてを使って会話をする必要はありません。
営業報告や相手への追及などではすべての要件を意識して質問しますが、今回は普段の会話が弾むようにするための質問方法です。
5W1Hすべてを聞き出そうとすると、会話のテンポが悪くなりますし、相手も「こんなこと聞いてどうするんだろう」と不信に思ったりします。
上記の「テレビを見たか」という質問から「誰がテレビを見たのですか?」と聞いたところで自分以外に誰がいるんだと思うでしょう。
この場合は「何を見たのか」を聞いて番組名から「何時の番組ですか」とか「面白かったですか?」と具体的に話を進めていくと相手もテンポよく話してくれます。
成功話と挫折話
誰しも成功話や苦労話を話すのは楽しいものです。聞いている分にはうっとおしいのですが、会話を続けたり、信頼関係を作っていく段階で相手の成功体験や挫折した話、苦労話を話してもらうというのもありです。
ただ、初対面で成功話や苦労話をしてくれる人はほとんどいないでしょう。直ぐにこの話は難しいので、最初のとっかかりはもっと当たり障りにないものからでもよいのではないでしょうか。
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同じ質問を返す
自分が質問されたことを質問することも効果的です。
相手の方から質問をしてもらったら、同じような質問を返してみましょう。
相手からどんなテレビ番組を見たかを聞かれたら、「□□という番組を見ました。○○さんはどんなテレビ番組を見ましたか?」と聞いてみるのです。
こうすると、相手もテレビ番組について話してくれますし、会話のキャッチボールが進んでいきますよ。
「○○さんはどうですか?」と自分の回答が終わったころに言うと話が続きますよ。
質問をしたら聞き手に回る
質問をしておいて自分の話はしない方がいいです。自分から聞いておきながら「私も実はこうで…」と自分のことを話し始めたら、話している方は「聞いておいてなんだよ」と不満が出てしまいます。
相手が全部話終えるまで聞き役に徹しましょう。
回答かきたら共感して感想を言おう
相手が気持ちよく話したら、ちゃんと聞いているとアピールするためにも簡単でいいのでリアクションしましょう。
聞くだけ聞いておいて、相槌もリアクションも無いと話している方は不愉快です。すごいですねでも、なるほどでも、構わないので感想を付けてみましょう。
おわりに
沈黙が続いてしまうと気まずくなってしまいますよね。常にしゃべり続ける必要はないのでしょうけれど、適度な会話がお互いのコミュニケーションを深めていきますので、今回の質問方法を利用していただければ幸いです。