感情論とは、「こうなってほしい」という思いを優先して、論理的な考えや理にかなう意見を言わず、自分の意見のみで議論をしようとすることです。
感情論での議論はいたちごっこになりやすく、議論が進展しない場合が非常に多いです。総じて、感情論の人と議論をしていていい気分にはなれないでしょう。
今回は、感情的になる人の特徴をまとめました。

自分の気持ちばかり優先している

感情論の人は、とにかく自分の考えを貫き通そうとしています。つまり、自分の気持ちしか考えていない、ということになります。
周りのことを考えていないので、客観的な意見というものが見えず、自分の気持ちからじゃないと議論の展開ができないのです。

理論的客観的に考えることができない

感情論で話を勧める人は、自分の意見を優先して意見を出すので、理論的客観的な考えを導き出すことができません。
理論的客観的に話をすすめることができず、自分の意見や気持ちだけを伝え、相手を説得することは非常に難しく、相手から理解を得られないことが非常に多いです。

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一貫性が無く、時々で言っていることが変わる

人の感情というのはその時々によってコロコロ変わります。
故に、感情論で話をする人も同じように、コロコロと意見が変わり、その意見をもとに議論を勧めようとするので、意見が一貫していない場合が多いです。
議論が一貫していなかったら、単純に説得力に欠けるので、相手を説得するのが非常に困難になります。

人と話がかみ合わない

感情論に話す人は、人と話がかみ合わないことが多いです。
なぜなら、感情論で話を進める人は自分の感情を優先して話を勧めることから、他人の話や意見を聞かない傾向にあるからです。相手の意見を受け入れることができず、自分の意見ばかりを優先してしまい、相手の言ってることが理解できずに話しがかみ合わないという悪循環が起こってしまうのです。

相手の立場に立って考えられない

感情論で話す人は、相手の立場に立って考えることができない人が非常に多いです。
なぜなら、自分の考えが優先して、相手のことを考える余裕がないからです。
自分の思うように話が進まなくてイライラしてしまうため、相手が「なんでこういう考えに至ったのか」「相手はどんなことを思い描いているのか」ということを想像することも非常に苦手で、自分の立場からでないと話を展開できないのです。

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先入観が強い

「これはこうあるべきである」「これはこうでなければならない」といった先入観が強い人も、感情論で話を進める傾向があります。
そもそも、「これはこうあるべきである」ということ自体が感情論で、変化や応用を受け入れられないのです。
こうあるべき、という固定概念にとらわれ、新しいアイデアを受け入れることができないと、どうしても意見は感情的で、理にかなっていないことになってしまいます。

イライラしている

ストレスが溜まっているとイライラしてしまい、その結果、冷静に物事を考えることができないのです。
従って、イライラしている人と議論をして、それが相手の思うような内容ではなかった場合、相手はさらにイライラして、視野が狭くなり相手の考えを受け入れられないという悪循環が起こってしまいます。

おわりに

感情論で話す人を一言で表すと「自己中心的」であることが非常に大きいと思います。
自分の考えでしか物事を考えられないと、どうしても視野が狭くなります。
そういう人と話しても無駄と感じることも多いと思うので、感情論の人と議論をするときは、まともに取り合わないようにするか、完璧な理にかなった議論で何も言い返せなくすることが重要です。