やりたい仕事ができるとか、好きを仕事にって結構すごいことですよ。最近の人気の職業にユーチューバーがランクインしていることを見ると、昔のアイドルとか芸能人になりたいってのと似ているのかなと思います。ユーチューブで稼ぐ系の話も出回るくらい先進的な職業なのでしょう。

Sponsored Link



好きを仕事にって難しい

就職活動でもそうだし、なんだってそうだけれど好きだからこそ続いたとか、好きだから仕事にできたって理想的なことだと思う。プロ野球選手になりたいって夢がある人が、野球も好きで練習も継続したとしても、実際にプロ野球選手になれる人はその中でも一握りだけ。プロ野球選手になれた人の背後には無数の挫折した人がいるわけです。好きなことして食べていくっていうのは、想像以上に難しいことだと思います。

ユーチューバーだってそうでしょう。あれだけの動画(コンテンツ)を視聴者が飽きないように、かつ、魅力的に面白く映るように、そしてそれを継続するわけですからね。ただ、動画撮って騒いで適当なこと言ってるだけじゃ、仕事になんてならないの。これも自分のアイディアとかそういうものを具現化する力があるからできる技ですからね。

やりたいことがない

好きを仕事にできている人がいる一方で、好きじゃないけれど仕方なく仕事しているって人がいます。むしろ、そっちの方が大多数じゃないかな?私だって、今の仕事が好きではないし、今よりもいい会社があるのであれば転職を検討しちゃうと思う。
これは就職活動の時(10年くらい前)から思っていました。好きな仕事やりたい仕事に就いた方がいいって就活セミナーの講師が言ってたけれど、じゃ好きな仕事ややりたい仕事が明確に決まっている人ってどのくらいいるのでしょうか?数えてないし、調べてないからわからないけれど、感覚としては3割もいないんじゃないかなと思う。やりたいこととか特にないけれど、無職は嫌だから就職活動しまくっているとかそんな感じ。

確かに中には「絶対に教師になる」って人もいた。子どもとの触れ合いが好きだからって人や部活の顧問やりたいって人ならそれは自分のやりたいことだからそれは素晴らしいこと。でも、「絶対に教師になる」って人の中には、教育学部入ったからとか、親が教師だからとりあえず教師になるって人もいると思う。

大学入試の時に志望学部選ぶときって何も知らない人から見ると、漠然と法学部って弁護士なりたい人が行って、教育学部は教員になりたい人が行くみたいなイメージ持ってたのですが、そのイメージのまま凝り固まってしまっている人って思いのほかいるんじゃないかな。

だから、何の気なしにその仕事を始めてみて、想像と違ったとか、やっぱり合わなかったっていうことになりがち。漠然としたイメージが頭の中にこびりついちゃってはがすことができないわけです。

そこに好きな仕事だからとかやりたかった仕事だからっていう自分への動機付けができている人はきっとちょっとやそっとのトラブルで気持ちが折れたりはしないと思うけれど、そうじゃなくてとりあえずこれがやりたいって人は最初の動機付けができていないから、何か困難に直面するとこんなはずじゃなかったってなっちゃう。

やりたいことのない人はできることから探せばいい

自分がどんな仕事に就きたいかっていうのは、その時の時代の流れとか社会情勢の影響も確かに受けるけれど、一番は自分がどう動くかが重要です。就職氷河期って言われていた時代でも就職できた人はいます。

今、やりたいことがないとか好きな仕事がないっていうのも当然です。だって、働いていないんだから。働いていたとしても、好きな仕事じゃなければ好きな仕事ってなんだろうって悶々としてしまうことになります。働きたくないけど生活のために仕方なくって人も同じですね。やりたいことないけど仕事はしないといけないわけです。

だったら、発想を変えて、自分にできることって何だろうから入ればいいんです。これは転職の時のアプローチと同じで、今現在の自分自身の価値から仕事にアプローチしていく方法です。

「今の私はこれができます。だからここで活躍できます」っていうアピール方法ですね。

新卒の人の場合は実際に仕事をしているわけではないので、アルバイトやサークル、高校時代まで掘り下げてもいいし、そこから自分にできそうな仕事を見つけてみればいい。接客経験があれば、営業やってみようかなとかそんな短絡的な感じで十分です。頭使うより体使った方がいいって人はそういう仕事を探せばいい。自分の中の資源を活用できそうな業種を探してみると、漠然としたイメージから一歩下がって自分を見ることができるはずです。

私の場合も特にやりたいことってなかったんです。だから、とりあえず就職で働いていたら結局合わなくて転職しちゃいました。でも、転職はかなりスムーズにできましたよ。前職で嫌々だったとしても何かしらのスキルって身についているものですから、それを生かすように次の職場を探しましたからね。

本当にやりたいことが無い人はとりあえず就職もあり

私がそうだったようにやりたいことが無くて、でも働かなくてはならない年齢になってしまったのなら、とりあえず就職しちゃうっていうのもありだと思う。我慢強さがあればどこに行っても大丈夫!
最初の職場って結構重要だから失敗したくないって気持ちはよーくわかる。ただ、働いていくうちにその職場でのスキルが付いてきて、この職場合わないなって思ったらそのスキルをベースに次の活躍の場を探せばいい。4、5年やってみてだめなら次はいくらでもある。そう考えながら仕事していくうちにできることがちょっとづつ増えてきて選択肢の幅が増えてくるから。

やりたいことは特にないけれど、これができるから仕事になっているっていう生き方もいいじゃないですか。