人を管理する立場は非常に大変です。自分の仕事をこなしながら、部下の仕事も監督しなくてはいけないので、猫の手も借りたい気持ちになるのではないでしょうか。

そんな中、自分の監督する部下が一人でも頼りになる存在の人がいたら、だいぶ仕事が楽になります。ついつい頼りきってしまうこともあるかもしれません。
今回は、頼りになる部下の特徴を紹介していきます。

自分のミスを自分でカバーできる

頼りになる部下は、自分でやらかしたミスの尻拭いは自分ですることができます。

これは、責任感の表れです。自分のミスをしっかりと反省し、改善に向けて努力したからこそ乗り越えたハードルなのです。

次は絶対にそのミスはしないだろうし、ミスを解決する能力も身についているので、その部下はある程度放置していても勝手に成長してくれます。

丁寧に育てる必要もなく自分で考えて自分で判断を下せるレベルの部下です。割合的には中堅社員にいるでしょうけれど、新人の中にもポテンシャルの高さを見せてくれるような人材もいます。そのような人たちは適宜フォローをすれば、勝手に結果を出してくれます。

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ストレス耐性がある

頼りになる部下は、ストレスに強い場合があります。

ストレスに弱い部下を相手にすると、その部下を気にかけながら仕事をしなければならないし、仕事の割り振りにも不公平感が生じてしまう可能性があります。

逆に、ストレス耐性がある部下の場合は、どれだけ厳しい環境にいたとしてもストレスに強いので、その後の仕事も何不自由なくこなすことができるのです。

ストレス耐性のある部下にはレベルの高い業務をさせることも可能になります。これは、上司にとっては充分ありがたいことなのです。

ストレス耐性と言っても、我慢強いタイプなのか、発散が上手なのか、能天気でストレスを感じないのかなど、人によってタイプが異なります。上司であるあなたはストレス耐性のある部下がどのタイプなのかを観察しておくといいでしょう。

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労を惜しまない

仕事を全力で頑張って、苦労を惜しまないような部下は、頼りになるのではないでしょうか。

仕事で功績をあげるためには、ある程度苦労をするということは必要です。自分の昇進のためでも、会社のためだとしても、自分から苦行の道を行くことによって、その部下はしっかりと成長してくれているのです。

その成長を見て、「こいつは頼りになるな」と感じることがあるはずです。

仕事をしていると自分の好きな仕事の他にやりたくない仕事、嫌な仕事をやらなくてはならない時が必ずやってきます。やりたくない仕事や嫌な仕事をするときにはどうしても手を抜いてしまいがちです。

しかし、頼りになる部下は嫌な仕事だったとしても最大限の努力をしてくれます。人には向き不向きはありますが、今の自分ができる最大のパフォーマンスができるように動いてくれるのです。

頼んだ仕事を快く引き受けてくれる

自分が急遽頼んだ仕事も嫌な顔せずに引き受けてくれる部下ほどありがたいものはありません。そのような部下を見ると、なんでもしてくれるいい部下だと思うはずです。

部下の方も安請け合いというわけではなく、こなせる自信があって引き受けてくれている場合は自己管理能力の高さもうかがえます。

しかし、頼りすぎには注意が必要です。部下も人間なので、疲労はたまっているはずです。

それにもしできない(残業しないと終わらない)にもかかわらず引き受けているのであれば、上司であるあなたの管理が悪いことになりますので、部下の業務量の把握はしておきましょう。

職場内の人間関係が良好

職場内の人間関係が良好な部下も、頼ることができる要素が詰まっています。

職場の人間関係は非常に難しいです。ちょっとしたことでトラブルやパワハラに結びつくこともあります。

そんな中、どんな人間ともコミュニケーションを取れるような人は、人間として非常にできている人の場合が多いです。

その人が仕事ができるできないは抜きにしても、頼りになる人だと感じることがあるはずです。職場にムードメーカーがいるだけで明るい雰囲気になりますものね。

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全体を見て柔軟に対応できる

全体を見て柔軟に対応できるような能力というのは、いわば「冷静であること」です。

冷静に物事を判断できる人は、それだけで人から頼られる力を持っています。窮地でも力を発揮することができるので、そのような部下は頼りになること間違いなしです。

全体を見て柔軟に対応するためには、自分の立場や実力を把握して、上司の考えや周囲の先輩後輩の立場や性格を考えて動かなくてはなりません。この能力はあるととても良いのですが、すべての人間が持っている能力ではありません。

誰にでもこの能力を求めるのは酷なので、人を選ぶ必要はあります。

期待以上の成果を上げてくれる

これも単純にしてわかりやすいことですが、成果を上げることができる部下も信頼することができます。

通常であれば、経験年数や費やす予算や時間を考えて、この人ならこのくらいの成果が見込まれると試算するのですが、その期待値以上の実績を残すことができる人もいます。

単純に実力があるということなので、数値的に見てもその実力は保証されています。出世ルートに乗ることもありますし、将来の会社の財産となる人材に成長する可能性があります。大切に育てて、その力を信じてみましょう。

おわりに

頼りになる部下の特徴を紹介しました。

実力云々もそうなのですが、人間性を見ても惹かれるものが多い人が、頼りになるケースが多いです。

そのような部下を持てると、「部下を監督する」という仕事の一部が減ったも同然ですので、上司からしたら非常にありがたいと思うはずです。

ただ、その部下に頼りきることだけは注意しましょう。あなた自身が頼りになる上司として仕事が出来ていないと、その部下も素直に従ってくれないのです。