新しいことを始めるときにはスタートダッシュがいかに速くできるか

新卒で働き始めたり、転職して新しい職場に入ると最初の関門が新しい環境に順応することですよね。職場以外にも自分でビジネスをして独立する人もいるでしょう。

今回は仕事に慣れ始めるまでの期間どのように取り組むか、その対処法を考えてみます。

 

投入する時間が多いほど仕事の早さも正確さも増えてくる

仕事にかける時間が多ければ多いほどその分経験値が増えてきますよね。つまり、最初はとにかく時間をかけてたくさんの仕事に取り組みましょうということです。タスク性の高い仕事の場合も、最初はスピードも上がりませんが、時間をかけて経験値上げていけばスピードも上がってきます。残業に厳しい昨今にこのような記事を書くのも良くないのかもしれませんが、この方法が自分のトータルバランスが鍛えられると思っています。

※補足
本当であれば時短テクニックを書いた方が満足感も高いと思いますが、今回は「レベルを上げて物理で殴る」スタイルを推していきます。もちろん他の記事ではそのようなスキルアップ記事も増やしていきたいですね。

時間をかけて自分を強くする

この時間をかけて経験値を上げる仕事の方法は本当の意味で特別な才能が必要ありません。

会社員であれば定時過ぎに会社から追い出されて仕事ができないという職場もあるでしょう。多少強引だとは思いますが、労働時間を管理している会社だとポジティブに受け取ってください。逆に、残業禁止だからと言ってタイムカードだけ切って実際は仕事している職場もあるくらいですので、会社から出ることができるだけでも良い職場なのではないでしょうか。

そういう場合でも仕事をすることはできます。作業は道具が無いとできませんが、段取りや仕事の進め方の修正は頭の中でどこでもできます。仕事の成果の大きさは取り組んできた時間の多さにある程度比例します。これは仕事だけではなく、勉強やスポーツでもそうです。

結果=時間+(集中力×経験)

経営の神様と言われる稲盛氏は

仕事の成果=考え方×熱意×能力

と説いていますが、この考え方は考え方や熱意という主観的な要素が含まれますので、なんというかレベルが高いのです。仕事が大好きという人はそれだけで結果は出てきますが、仕事が好きという人が世の中にどれだけいるのでしょうか。

なので誰にでも当てはまる計算だとこうなるのかなと考えています。

新しく環境が変わると、いろいろなことにエネルギーを使わないといけないので集中力も維持し難いです。新しいことが始まったばかりで経験値も少ないと当然技術も少ないですよね。そうなるとどうやって結果を出すかというと時間をかけるという方法に落ち着くのです。

この計算式は掛け算ですので、どれかが成長すると、全体の結果も伸びます。

例えば

時間が8 集中力が2 経験が1 という場合は結果は10になります。

これが

時間が8 集中力が2 経験が2 となると結果は12になりますよね。

実際に経験が一気に2倍になることは難しいですがイメージとしてはこのような感じですね。集中力はその時のやる気によっても左右されますよね。集中力は高く維持することが理想ですが、安定させることの方が重要かもしれません。
簡単に増やせるのはやはり時間ですね。自分の時間を投入すればよいのですから。時間の部分は足し算で増えていきますので、最初は劇的な変化は難しいですが、時間をかけることによって技術や集中力が改善されますので必然的に結果を出すことができるようになります。

最初の1年間を乗り越えるコツは?

経験を上げていくにはそれなりの時間がかかるものです。下手をすれば数ヶ月から数年間かかるでしょう。特にはじめのうちは出来ないことの方が多く、ミスなくこなしていく方法は無いと言っても差し支えないと思います。

仕事を始めて最初の頃は業務内容や仕事の段取りのつけ方などを指導する人が常にいるわけではありません。最近はOJTなどで先輩社員を付きっきりで指導に当たらせることもありますが、それでもミスをするときはします。

ミスをしたら素直に謝りましょう。そして再発防止に努めましょう。

これができれば1年間乗り切ることもできますし、仕事のレベルも飛躍的に向上しますよ。

怒られることも多いと思いますが、言い訳をしないで素直に怒られて謝りましょう。ここで言い訳するともっと怒られますからね。
ミスをしたらなぜミスをしたのかを振り返り再度ミスをしないようにしましょう。具体的にはチェックリスト等の独自マニュアルを作成してみることがありますね。

まとめ

最初のわからないことが多すぎる時期は、スマートに要領良くこなすことはほぼ不可能だと思っていいと思います。もし、最初からスマートに要領良く仕事ができたのであれば、相当能力が高いのか、誰でもできる仕事しか与えられなかったということです。ほぼ後者の方だと思いますが。ですので、スマートに要領良くというかっこいい仕事ぶりは最初から諦めておけば、自分への期待の分ストレスも少なくて済みます。
素直に謝って、再発防止策を繰り返してミスが減っていけば周囲からの信頼も得られますので、人間関係も徐々に良くなっていきます。人間関係が良くなってくるとお互いにフォローし合うことができるようになってきますので、自分の仕事も会社全体の仕事も円滑に回るようになります。