物欲ってなんだか欲深い悪い印象があると思います。物欲が強いと衝動的に買い物をしてしまいますし、部屋の中にモノが溢れかえってしまいます。かといって、物欲が無いとそれはそれで悪者扱いされてしまいます(若者の○○離れ等)。結局どっちだよと突っ込みたくなりますが、自分が欲しいものは欲しい、いらないならいらないで十分かと思われます。私個人の話ですが、私は物欲が無い方です。生活消耗品や最低限の衣服があれば、ほかに欲しいものが思い浮かばないのです。
物欲が無い人の心理状況
モノへの欲が働かないだけ
物欲が無いだけでおいしいものは食べたいですし、眠い時はすぐに寝てしまいます。お金も欲しいです。ただ、物欲は無いんです。誕生日に欲しいモノとか聞かれると回答に困ってしまうくらいに物欲が無いです。
確かに昔は欲しいものがすぐに思いつきました。実際に衝動的に購入したこともあります。
今自分を振り返ってみると、欲しいモノを手に入れて物欲を満たしたとして、その手に入れたモノはどうなったのか。有効活用できていたかと言うとそうではないのです。タンスの奥にしまって数か月後に何でこんなものを買ったのだろうと後悔したりします。こういった経験があるので、買ったとしても使うかどうかを基準に考えると欲しいものは無いという結論に行きつくのでしょう。
車もバイクも服もゲームも欲しいと思うことはあるのですが、その欲望は一時的なものです。買っても使わないと思えば欲望は急速に無くなっていきます。
既に十分満足している
欲しいものがないということは既に自分の生活は物質的には満足していることの証拠なのかもしれません。欲しいものは無いけれど本は読みたいとか、何か新しいことを始めたいという知識的、経験的な欲があるのであれば、欲望の矛先はモノではないのでしょう。
もしくは生い立ちから身の回りの環境が整っていて物欲を発揮する必要性が無かったという人もいるかもしれません。満たされた生活をしていて心が落ち着いているのでしょう。
自己主張が少ない
自己主張が少ない人、自分の成長過程で多くのことを我慢してきた人も物欲が出ない傾向があるようです。我慢の多い人は自己主張をする機会が無く、誰かの選んだものやあるもので済ますことが多かったのでしょう。自分で選ぶ経験も少ないのでこれが欲しいと考えることも少ないです。
疲労が蓄積している
欲しいという感情が湧かないほど疲れているのかもしれません。物欲が無い時は精神的エネルギーが不足して、自暴自棄なっていたりとあまり良いサインではない場合もあります。普段物欲がある人が急に無くなってしまうと、疲労の蓄積や何かしらの病気の可能性もあるので心身を休ませることを心がけましょう。
物欲そのものに善悪は無い
物欲が無いというのは単純にモノを欲しがらなくなっているというだけのことです。それが疲労や病気から来るものでなければ、治そうとする必要もないのです。物欲が無いことのメリットってお金が貯まることや部屋が綺麗なまま維持できるということくらいですからね。
物欲があってもいい
モノを欲しがる気持ちは、お金を稼ぐエネルギーになります。自己啓発書とかでよく見る欲望を原動力にする感じの方法はこれを利用しているのでしょう。ただ、せっかく買うのなら有効活用するモノを買いたいですね。
幸せのためにそのモノが必須なのではない
モノが手に入るとなんだか嬉しい気持ちにはなるでしょう。そのモノを手に入れること自体が目的になっているのか、手に入れた先に良いことが待っているのか。あなたの人生はそのモノが無いと幸せになれないのかと問いかけることで物欲とも上手く付き合うことができるでしょう。
まとめ
なんだかどっちつかずの記事になりました。私の結論としては物欲はあっても無くても上手く付き合えばどっちでもいいという結論です。物欲に支配されるのも辛いですし、無さ過ぎてもよくないでしょう。物欲と向き合ってコントロールしさえすれば、それで十分ですよ。
[…] 物欲の有無で良い悪いは決まらない 欲しいものがない人の心理的な特徴 […]