「老害」とはどのような意味なのでしょうか。
言葉を分解すると「害のある老人」のような意味ですが、漠然としすぎていて何のことかわかりません。具体的に言うと「自分の認めたものしか認めない老人」のことです。
人間は歳を取ることで学習能力が低下する傾向にあります。従って、歳を取った時に、新しいものを受け入れることができないことはよくあるのです。それを若者などにも押し付けるため、質が悪い老人となっているのです。
今回は、老害と言われる人の特徴や性格を紹介していきます。
自分の自信があり意見を変えない
老害の最大の特徴とされているのは「意見を決して変えない」ということです。
自分が正しいと思ったことは絶対に正しい、というのが老害の世界です。従って、客観的に見ても経験の足りていない若輩者の意見など、耳を貸さない傾向にあるのです。
一般的に「頑固」な性格であると言えるのではないでしょうか。
自分の経験を美化し脚色している
老害は自分の経験を美化する傾向があります。
例えば「わしが若い頃はこうだった」という内容を、自分が活躍したかのように他の人に伝えるのです。
若い者にとってはその話を聞く時間は無駄でしかありません。なぜなら、時代は変わっているからです。また、嘘も混じっていることもあるので信用してはいけません。
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古い価値観を若手に押し付ける
老害は、自分が持っている古い価値観を若い人に押し付けるのが得意技です。
例えば、現在は家から出ずに、翻訳やシナリオライター、ネットビジネスで食べていくことも可能です。しかし、家から出ない人間のことを「無職」と決めつけ非難したりします。
時代に追いついていない証拠です。耳を貸す必要はありません。
時間が豊富にあるので話が長い
老害は、基本的に時間はたくさんあります。
例えば、定年を迎えた人はもちろんのこと、定年間際の人も仕事が少ないということはよくあります。
そのような人は自分の時間を持て余しているので、話が長い傾向にあるのです。
短気で怒りっぽい
老害が害悪とされている一番の原因が、短気で怒りっぽいということです。
自分が理解できないことに対して怒る姿は非常に滑稽で、二度と関わりたくないと思うでしょう。老害はわけのわからないことで怒ることは多々あるので注意が必要です。
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老人であることを利用している
老害は、都合のいいときだけ自分を老人扱いして欲しがります。
昨今で問題視されている「シルバーシート」の問題がいい例です。シルバーシートに座っている年下を見て「早く譲らんかい!」と言うのです。こちらからしたら「何様だ」と思い、感情的に席を譲りたくない人もいるかもしれない態度で、自分を老人扱いするのです。
年齢を重ねても穏やかにはならない
歳を重ねたら穏やかになるとよく言われていますが、老害だけは例外です。質の悪いことに老害は歳を重ねたとしても穏やかにはならず、ずっと偉そうな態度で若者や認めないものを否定し続けます。
基本的に頑固な老害は、そんな簡単に性格を変えたりはしないのです。
おわりに
今回は老害の特徴や性格について紹介しました。
もし老害と関わることがあったら、必ずストレスが溜まります。ストレスが溜まらないという人はいないといっても過言ではありません。そのような人に目を突けられるととにかく面倒なので、とにかく「関わらないこと」を心掛けましょう。
彼らは「理論」ではなく「感情」だけで判断し、それを伝えているのです。話し合って分かり合う余地はないでしょう。