「したたかな人」という言葉を聞いたことはありますか?したたかな人の本来の意味は、何事にも屈しない強い心を持っている人のことです。
しかし、近年では別の意味でも使われるようになってきました。何事にも屈しないというより、自分を曲げず、状況をどのように打開して道を切り開くことができるかどうかで判断されがちです。
ここで説明するしたたかな人は、近年に沿って、「状況打開能力の高い人」と考えましょう。
今回は、したたかな人の特徴を紹介します。

頭の回転が速い

したたかな人は、頭の回転が非常に早いです。
状況分析能力が高いため、どんな困難が立ちふさがったとしても、ちゃんと考えて行動することができます。普段から物事の改善に向けて努力をしている傾向があるので、頭の回転は鍛えられています。IQも高い傾向があります。

変わり身が早い

したたかな人は、変わり身が早いです。
変わり身というと、「手のひらを返す」ような印象ですが、悪い意味で使われるばかりではありません。変わり身が早い理由は、「考えに考えて、そっちの道へ行ったほうがいい」と判断したからです。
したたかな人の変わり身はちゃんと考えられての行動なので、結果的に変わり身をしたほうが得な場合が多いです。

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機敏性がある

したたかな人は、機敏性があります。
機敏性とは、物事を対処する応用力のことで、機敏性が高い場合、自分の知識を広げながら改善方法を考えられます。
トラブルを対処したり、自分の置かれている状況を改善するのに必要な力です。

人間関係において、柔軟性が高い

したたかな人は「仕事」においての機敏性も高いうえ、さらにプライベートでも柔軟性があります。
人との関わりは偏見や印象などで左右される人が多いです。しかし、したたかな人は、大抵のことなら受け入れてくれます。なぜなら、「人と違う考え方」ができるので、その分色んな人の長所も見えてくるからです。
長所があるから見捨てないような精神を持っています。

経済面を重んじる

したたかな人が普段何を判断基準にしているかというと、金銭や経済面です。
どうしたら儲かるか、どうしたら得をするか等、経済面で物事を考える癖があります。
例えば、今の仕事よりももっと割のいい仕事があるかないか考えることも、経済面を考えてのことですよね。したたかな人は、経済面を基準に意思決定を行う傾向があります。

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人を使うのが上手い

したたかな人は、人を使うのが上手いです。
嫌味な上司は部下から顰蹙を買いますが、したたかな人は理にかなった指示が可能なので、上司としても有能とされることが多いのです。

出世欲を持っている

したたかな人は、出世欲をちゃんと持っています。
自分の状況を打開させる努力の矛先は、「出世すること」です。自分が偉くなるにはどうすればいいか常に考えているわけです。

情報を大切にする

したたかな人は、情報を大切にします。
どんな些細な情報でも、その情報を使って状況を良くすることができるのではないかと打算します。本当に使えない情報は切り捨てますが、切り捨てるまでに様々なパターンを考えることができ、視野が広くなります。

おわりに

今回は、したたかな人の特徴を紹介しました。
したたかな人の最大の長所は、「考える力」があることです。応用力が非常に高く、自分がするべき最善行動を考えることができます。その結果、出世したり、環境が良くなる可能性が高いです。