「裏表」という表現は、外面的な誰が見てもわかる様子と、内に秘めた誰にも見えない考えの2つによって形成されます。裏表のない人間は、外側の態度と内なる気持ちは同じなのですが、裏表のある人間は違います。表ではいい顔をしていても、内側では面倒に思っていたり、疎ましく思っている可能性だってあるのです。
裏表がある人は自分を隠すのが得意なので、裏を他人に見せることは少なく、表向き「いい子」を常に演じているのです。
今回は、裏表がある人の特徴を紹介します。

自分の本音を隠したい

裏表のある人は、自分の本音を隠したいと思っているはずです。
裏では人を嫌っているような考えを持っている場合だってあるので、誰だって表に出したいとは思わないはずです。
できることなら、自分の本音を隠して平和に生きたいと思っているでしょう。そのために、内なる自分を犠牲にしてしいます。

自分の話をしない

裏表がある人は、自分の話をしない傾向にあります。
自分語りをした場合、どこかでボロを出してしまいます。例えば「〇〇君が嫌い」という内なる気持ちがあったとして、自分が話し過ぎた場合、それがばれてしまうかもしれないのです。
自分のことを話さない人がいたら、自分の気持ちを前に出したくないのだなと思ってくれて構いません。

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自分の欠点を理解している

裏表がある人は、自分の欠点をちゃんと把握しています。
表に出している自分は偽りのようなものなので、ちゃんとした自分の意見ではないです。しかし、裏側の自分は「人と違う考えを持っている」などの理由で、封印されています。
その「違う考え」こそが、欠点です。人と違う、認められない部分を自分でもわかっているので、自分の本当の意見を封印したがります。

自分に自信がない

自分に自信がない人は、もしかしたら裏表がある人間かもしれません。
人の意見はたくさんのものがありますが、その意見が「正しいという確証」がないことは多々あります。その場合、途端に自信がなくなって、意見を伏せてしまう傾向があるのです。

場の雰囲気を重視し自分を隠す

裏表がある人は、場の雰囲気を読むのが得意です。
自分の考えが場の雰囲気に合っていないと考えたとき、自分の意見を伏せることができるというわけです。

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相手を利用しようとしている

裏表のある人は、相手を利用しようとしているかもしれません。
人を利用して自分をのし上がろうという「裏」があり、「表」向きは相手に媚びを売っているのですが、裏では自分のためという野心を膨らませています。

相手によって態度が違う

裏表がある人は、相手によって態度が変わります。
目上の人には媚を売り、目下の者には適当な態度を取るようなことが、いい例でしょう。目下と関わるときは特に気を遣わなくてもいいし、彼らは自分を売り込まなくてもいいような存在なのです。そのような人に対しては、良くも悪くも「素の自分」を出すことができるのです。そのような相手には、自分の「裏の顔」を出すことができます。

おわりに

今回は、裏表がある人の特徴を紹介しました。
裏では何を考えているかわからないような人と接するのは怖いかもしれません。しかし、そのような人達を非難する前に、気持ちを押し殺す雰囲気があるということは知っておきましょう。汚い部分を表に出す人も出す人で、扱いに困るでしょう。どちらも一長一短と言えるのではないでしょうか。