「平和主義」というのはどういうことなのでしょうか。
人間は基本的に争いを好まない傾向にあります。争いによって犠牲となるものが多いからです。しかし、やむを得ない場合は自分を守るために犠牲を払うでしょう。
それでもなお、争いを好まないような人を、平和主義と言えるのです。
今回は、平和主義の特徴を紹介します。

臆病で慎重に言動を選ぶ

平和主義の人は、どんなことに対しても慎重に発言を選んでいるはずです。
その理由は、「自分の発言で人を怒らせたらどうしよう」というような心理があるからです。
基本的に憶病な人で、もしかしたらそのせいで自分の意見をはっきりと伝えることができないかもしれません。

事なかれ主義と思われることも多い

平和主義だというのに「事なかれ主義」と思われることもあります。
平和主義は争いが嫌いなことに対して、事なかれ主義は「面倒なことが嫌い」なので、意味合いは全然違います。
争いは面倒ごとと紙一重で、例えば同僚との言い争いは、自分が何も言わなかったら起こらないようなことです。平和主義の人も何も言わないのでしょうが、事なかれ主義の人だって面倒だから何も言わないでしょう。

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自分にも他人にも優しい

自分にも他人にも優しいような人は、平和主義者です。
「優しさ」は、人を救うことがあります。偽善は別として、優しい言葉をかけられた時、人は安心するのです。その「安心する」という気持ちが争いから遠ざけることができることが多いと、彼らは知っているのです。

あまり怒らない

平和主義の人は、あまり怒りません。
自分が怒ったことで相手を不機嫌にさせるのを恐れているのもありますが、そもそも温厚な人なので、怒るという選択肢がない場合があります。
そのような人は敵を作りづらく、少なくともその人の周りだけは争いは起こらないことが多いでしょう。

我慢していることも多い

平和主義な人は、争いを好まない代わりに我慢をしていることが多いです。
なぜなら、人の気持ちを考えるがあまり、自分が言いたいことを言えなかったり、他の人の幸せのために自分が我慢せざるを得ない場合があるからです。
その我慢が爆発したとしても、平和主義なためそのいかり貫けないこともあるのです。

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幼少期に家族の愛情を受けて育った

幼少期、家族から充分な愛情を受けて育った場合、平和主義となることが多いです。
小さい頃の記憶や経験は、人間形成に大きく影響します。その頃に両親の愛を充分に受けることができたのなら、その子供は「愛」を知っていることになります。心に余裕があるので、争う気持ちは少なくなるのです。

自分の信念や軸がない

自分の信念や軸がない人は、平和主義かもしれません。
目的を達成するときなどは、信念が必要です。しかし、平和主義な人は「平和ならなんでもいい」と、妥協幅が広いため、そのような信念がないことがあるのです。

受け身で指示待ちになりがち

平和主義の人は、受け身で指示待ちになりがちという特徴があります。
なぜなら、受け身の場合はその相手の意見が尊重されるからです。相手の思うがままなら、幾分相手の気持ちは安定するでしょう。その代わり、自分は我慢してしまいます。

おわりに

今回は、平和主義者の特徴を紹介しました。
平和なことはいいことなのですが、時には避けて通れない争いに身を転じることも必要な場合があるのです。
例えば、どうしても自分の意見を伝えたい時です。がんばって自分の気持ちをしっかりと伝えましょう。