さとり世代という言葉を聞いたことはあるでしょうか。例えば、ゆとり世代やプレッシャー世代のように、その人たちの「世代」を表わしています。「さとり」というのは悟りと書き、人生を悟っているという意味で使われます。
色々なことを経験しているので「人生はこういうもの」ということを理解しているのです。
今回は、さとり世代の特徴を紹介していきます。
さとり世代とは
さとり世代の定義は「一般的に欲がない」と言われている世代のことです。
欲がない理由としては色々な原因があり、年収の減少や、欲しい物が手に入った結果だったりします。
2010年代の若者が「悟っている」かのように欲がなく現実的だからということで作られた言葉です。2013年には流行語大賞にも選ばれています。
質素で倹約家
さとり世代の人の最大の特徴は「無駄遣い」をしないので、質素で倹約家です。
基本的に「貯金しよう」という考えではないのですが、欲しいものがなかったり、買いたいものがないことでどんどんお金が溜まってしまうのです。
そのような人は、自然と生活が質素になり、節約志向の生活になります。
現実的で合理的
さとり世代の人は夢を見ず、現実的な考えを持っています。
なおかつ合理的で、現実離れしない理論をもとに生活をしています。
欲を持って「宝くじを買えば当たるかも」というような考えは持っておらず、真面目に働くことでお金を手に入れようとしています。
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過程よりも結果を重視
さとり世代の人は「現実的」ですので、現実で大切なものに着目して反応します。例えば「結果」です。過程も大切なのですが、最終的な利益を決定するには「結果」が求められます。さとり世代の人は、結果を常に求めて行動しているのです。
人間関係に淡白
さとり世代の人は、人間関係に淡泊です。
なぜかというと「どうせ短い付き合いだ」と割り切る感情があるからです。さとり世代の最大の特徴でもあり「人生はこういうものだ」と悟っているからこそできる特徴と言えるでしょう。
親や家族と仲が良い
さとり世代の人は、親や家族と仲はいい傾向にあります。
なぜなら、短い付き合いである友人と比べ、家族とは「ずっと付き合っていく」ことがもとめられるからです。従って、長い付き合いとなる家族とは仲良くしておこうとしています。
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誰とでも仲良くできる
さとり世代は、人間関係に淡泊ではありますが、仲良くなれるような能力は持っています。
人間関係をよくしていた方が得することが多いとわかっているからです。
トラブルを嫌う
さとり世代の人は、トラブルを嫌う傾向にあります。
トラブルが起こった場合、そのトラブルを解決することに力を入れなくてはなりません。それを時間の無駄だと思っているのです。
悪い意味で言うと「事なかれ主義」という側面もあり、自分から面倒事に突っ込んだりはしません。
安定した暮らしが夢
安定した暮らしを求めているさとり世代の人は非常に多いです。
彼らは人生爆発的に儲かるようなことはないと考えているので、せめて安定して普通の生活を欲しがる傾向にあります。
おわりに
今回は、さとり世代の特徴を紹介しました。
若者は基本的に「夢がある」という印象を覆すかのような世代で、特徴も現実的なものが多いです。
人生経験が少ないとしても、環境や時代の波を考えてしっかりと自分と、自分の生活を見直すことができている人たちです。見習う部分は必ずあるはずです。