妄想の世界に入ることなく、どうしたら自分のためになるかという「現実」をしっかりと見ている人のことを「現実主義者」といいます。そのような性格の人は、自分と向き合う事ができる人です。
今の自分を見つめ、どのようにしたら成長するか、今ある人間関係をどう広げていくかといった「今あること」をちゃんと見ています。そのような人は、物事の本質を捉え、自分の力とすることができるのです。
今回は、現実主義者の性格や特徴を紹介していきます。

臆病で堅実

現実主義者の性格として一番言われていることは「臆病で堅実」ということです。
現実主義者は良くも悪くも現実を見ています。自分の限界や自分のできることをしっかりと見て、的確に判断することができます。自分でも実現可能な目標を設定することは、堅実でもあり、臆病でもあるのです。

計画的

現実主義の人は、計画的に物事を進める事ができます。
まずきちんと自分が実現することができる計画をしっかりと立てて、その計画に基づいて行動することで、より堅実に立ち回っているのです。

金銭感覚がまとも

現実主義の人は、突然自分が儲かる想像はしません。従って、自分の中でお金の使い方を決めて、身の丈に合ったようなお金の使い方を心掛けています。

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理性的で感情のコントロールができる

現実主義者の人は、理性的で感情のコントロールをすることができます。
自律神経があることによって、より自分を見つめ直すことができるからです。感情的になってしまうと、どうしても自分に余計な期待をしてしまい、現実的に考えることができなくなるのです。

自尊心が高い

自尊心とは、いわゆる「プライド」のことです。
プライドが高いことは仇にもなりますが、いいことでもあります。今回の場合は「いい意味でプライドが高い」のです。なぜかというと、自分の現実を保つために自分を高めることができるからです。

事実と結果を重視する

事実と結果を重視する人も、現実主義者としての側面を持っています。
過程は確かに大切なのですが、最終的なモノをいうのは「結果」なのです。結果があるからこそ利益が出ます。いわゆる「現金な部分」を現実主義者は持っているのです。

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根拠を重視する

「なぜそうなったのか」という根拠をしっかりと求める人は、現実主義者の特徴です。
根拠があると、次同じようなことが起こった場合に対処することができます。その根拠を元に、現実にあったこととして受け入れるのです。

目的に沿った情報収集や行動ができる

自分の目的に沿った情報収集や行動ができる人も、現実主義者の可能性が高いです。
現実主義者の人は、叶えられない目標は絶対に立てません。自分で努力可能なことを目的・目標にしているので、それを実行する力も持っているのです。従って、目的に向かって行動している人は、自分で決めた達成可能な目的をこなそうとしている可能性があるのです。

名誉よりも実利

名誉は確かに大切ですが、形として残らないものよりも、形に残る「実利」を目指すのが、真の現実主義者なのです。
生きていくためにはお金などの対価が必要です。極端な話、自分の功績に対して対価を求めることは「生きる事」に直結するのです。それを、現実主義者の人は理解しています。

おわりに

今回は、現実主義者の特徴や性格を紹介しました。
現実を見ることは「夢のないこと」なのかもしれません。しかし、今の自分をしっかりと見つめて、現実的な判断をすることは、平穏な生活を手に入れるには必要なことです。一度、真剣に自分と向き合ってみてもいいのではないでしょうか。