人間関係で苦労した根本原因

人間関係には若い頃からずっと悩まされてきました。

中学生のとき、いじめにあった経験もあります。いじめにあったのはその時だけでしたが、何か自分の中ですっきりしないものをかかえながら長い間生きてきた感じがします。

私は小さいころから自意識過剰な子供でした。とはいっても子供のころに自意識過剰なんて言葉や意味を知る由もありません。心の問題を考えるようになった今だからこそ、やっとそう認識できるようになってきました。

例えば母親の表情をみて私のことを怒ろうとしているんだ!とか、この服で遊びに行ったら皆にダサイと思われて付き合ってもらえないかも…など。
行動すべてが物言わぬ人の目の力で操られるように日々振り回されながら過ごしていました。

当時は皆がそうするものだと思っていましたから、考える間もなくほとんど反射的に人の想いに敏感であろうとすることで円満にことが流れていくのだと信じていたのです。

周りに縛られてきた

そんな考えから自分の方向性が決まったと言っても過言ではありません。

人と同じような行動をとることで何のトラブルもなく過ごせるようになって来るんだと思い込んでいたわけです。

レストランでメニューを選ぶ時は皆と一緒のもの。着ている服もあまり突出しすぎないよう最新よりも2・3歩後ろをいくように安全パイの流行を取り入れるなど人に迎合する行動をとり始めたのです。

今思うと、自分と違う誰かを演じるのですから綱渡りと一緒ですよね。慎重に慎重に足を滑らせないように進んで行き、何度も繰り返していくうちに自分の想いと違うことが無意識にできるようになってしまったのです。

しかし私はそれだけでは飽き足らず他の人に対しても型にはまらないといけない!といった感情を持ち始めてしまいました。

人に迎合し波風立たせない生き方が一番だと頭の中で出来上がっていた法則に人が当てはまらなかった場合、私の中のセンサーが敏感に察知し、瞬時にその相手への攻撃を始めてしまうのです。

攻撃といっても、人の目を気にする大前提は変わらない私、頭と心だけで怒りの感情をフル回転させるのです。

鼓動は速まりギュッと握ったコブシはぶるぶると震えます。その場から遠く離れたとしても、気に障った相手の言動が頭の中でリフレインしてしまいグルグルと止まらなくなるといった状態です。

本当はそこでキレてしまえば良かったのかもしれません。でもそれができない私は相手を恨み続け、そんな感情を抱いた自分に対しても自己嫌悪が募り、「自分がすべて悪い」「私が外部とのつながりを断てばいい」そう思い心の壁を閉ざす道を選んでしまったのです。 

スポンサーリンク


自分を許すことが何よりも大切

心を閉ざすというと、引きこもりを想像する方も多いかと思います。でも現実的には仕事をしなければ生活できないわけですし、物理的にひきこもるのは少々難しい状態。

そう考えた私はまず挨拶や業務的な会話以外には話さないことを選びました。しかし、その行動はあまり良い選択ではなかったようです。

何故かというと挨拶や簡単な仕事上のやり取りしかせずとも、自分の心情は雰囲気となって周りに広がり重苦しい空気を作ってしまうからです。

そのことも自分を責める好材料、自己嫌悪のスパイラルはどんどん速度を増しとまらなくなってしまったのです。

もうこうなったからにはどうすることもできません。自分で職場の雰囲気を壊してしまっているのだから全部破壊してしまう勢いで心の内をぶちまけてしまいました。

職場は大混乱。普段おとなしい私が激怒したものだから、皆がパニックになってしまいました。

「やってしまった…」もう辞めるしか仕方ないなぁなんて、心の中で木枯らしが吹いてはいましたが、不思議なことに何とかなるさ!という開き直るようなスッキリした気持ちも芽生えていました。

そのまま淡々と仕事をこなしていたのですが、その後恐れていたことは何も起きず、逆に心なしか職場の雰囲気が明るくなってきたような感じさえしてきました。

結果的に自分の心の内をぶちまけて良かったのだと思います

そしてそれを受け止めてくれた職場のみんなに本当に感謝しています。

もうひとつ良い変化が起こりました。不満をハッキリ外に出したお陰で自分の抑え込んでいた感情の流れがよくわかるようになってきました。

不満の根本原因自意識の部分に気がついたのです。

やはりそれは皆に迎合する気持ち、波風立たせない気持ち、防衛本能のなせる技なのですね。

自分の壁を破ったことを皆が受け入れてくれた。その事実が私に与えてくれたパワーはすごいものです。

許されることの重大さを知りました。そして自分を許すことは人を許すことにつながります。

怒った自分、悲しい自分、笑いも怒りも全部私の中から生まれた大切な感情なのだから、それを無視せずに1つ1つ見守ってあげること。

そうすることで他人の良い部分にも、もっともっと気づけるのかなと思います。

もちろん引きこもろうとしたことも、大切な心を守る上でなくてはならなかった行動なのですから、拍手を送ってあげなければなりませんね。

自分の感情にちゃんと気付いてあげること。スキンケアやおしゃれも大切ですが、心をないがしろにしたままでいるといつか反旗を翻してくるでしょう。

自分の感情を認めることでネガティブのスパイラルから抜け出すことができます。

そうしたら相手の嫌なところが目についたとしても笑い飛ばせるようになるのではないでしょうか?