私は自分では意識していなくても節約志向な性格をしています。家計簿はしっかりつけていますし、無駄遣いも極力しない。ちゃっかりと投資もしている。周囲の人からも、いつお金を使っているのかと心配されるくらいです。自分自身ではあまり意識していなかったのですが、どういうルーツでこんな正確になってしまったのかを今回は分析してみました。

就活でもよくある自己分析ってやつですね。

自己分析をしてみよう

親の影響

両親共働きの家庭で育つ。物心ついた頃から「お金がないからダメ」「我慢しなさい」と言われながら、あまり自分のわがままを聞いてもらった記憶がない。それでも自宅は戸建て住宅だし、車も持っている。食事もお腹いっぱい食べられる。貧乏ではないと思っていました。

きっかけは病気

確かに貧乏ではなかったともいます。衣食住には両親のおかげで困ったことはありません。しかし、転機が訪れることになる。父親が病気になった。病名はうつ病だった。私が大学生の時である。父は職場を辞めて、通院期間を含め1年6ヶ月間仕事ができなかった。母親の収入のみでは生活ができない。

無理してお金を作っていたことがわかった

当時、住宅ローンの他に自動車ローン、家電の分割払い、カードローンの支払いと借金がどんどん明るみになってきた。両親は共働きだったが、全収入の6割は返済に回っていたのである。そして、返済に収入の大半がまわるため、貯金は無い。

私はそのタイミングで初めてこの事実を知ったのです。しかも、カードローンは私の進学の時のアパートへの引っ越し(家電購入など)費用、弟の塾費用として借りてくれていたお金で

私たち家族は借金と共に暮らしてきた。そして、返済計画も収入ギリギリで設定していたため、貯金も出来なければ、急な出費に対応することができない。たとえ、急に給湯器が壊れても、修理に出すことができなかったのだ。両親は無理してきたのだ。破たんするリスクを前面に出しながら、綱渡りのようなお財布事情で私と弟を育ててくれたのである。

結局、父が入院している間は金融機関と話し合い、利息を払うのみで元金部分の支払いは先延ばしさせてくれることになった。ただ、父は再就職で以前のような収入を稼ぐことはできない。返済が再開されると昔のような綱渡りの資金繰りが続いた。ローンを無理して組んでいたことでお金に苦しめられることになってしまった。

お金について考えるようになる

それでも、このこと自体はとても感謝している。今の私があるのも、両親のこの選択のおかげである。一時期家族崩壊も検討されたが今は無事に暮らしている。私も就職して無事に暮らすことができている。

この経験はお金について、生活について、ローンについてよーーーく考えるきっかけをくれた。自分の生活レベルは今の収入に見合っているのか?自分はどうやってお金と付き合っていくべきなのかを考えさせられました。

その答えは今も見つかっていません。

大学卒業と同時に450万円の借金

大学卒業と同時でもうわかる人もいるかもしれませんね。そうです。日本学生支援機構(通称、奨学金)の返済額です。4年間の総額ですから結構な金額になりました。その上アルバイトもしていたのですから、大学の4年間でどれだけお金がかかるのかがわかりますね。
この返済が就職とほぼ同時期に始まります。半分は無利息(第一種奨学金)で、もう半分は有利息(第二種奨学金)です。

有利息をいかに早く返済するか

親のローン状態を見ているので、可能な限り繰上返済をしようと決めました。無利息の方は繰上返済のメリットが無いのでとりあえず棚上げして、有利息の方を返しまくります。

当然、給料の全部を使っていては繰上返済は出来ません。ボーナスや貯金を駆使して繰り上げ返済をしていくわけです。

当然貯金が必要になるので、節約生活を始めるようになるのです。早く返済したい一心で無駄使いもせず、貯まったら返して、貯まったら返すを繰り返しの生活の中で節約志向が身に付いたのだと思います。

返済を意識する中で気づいたこと

返済をしていく中で「お金を返すことは大変」ということに気付く。自分の生活の中でさらに返済をしていくわけだから当然と言えば当然。さらに繰上返済をしようというのであれば、さらにお金を作らなくてはならない。

良い借金とか悪い借金を考える以前に、返済って大変ということがわかったのです。だったら、最初から借りない方向で済むように暮らした方がいいと。

お金に困らない生活ってなんだろう?

お金を借りることで、欲しいものを手に入れたり、身の丈以上のものをそろえることは可能です。ですが、そのあとに待っているのは元金に利息を含めた長期間の返済です。

親のローンの内容を見てみると、散財しているわけではないのです。なのに、ここまで返済額が膨らんでしまった理由は気軽にローンを組んでしまったから。ちょっと大きな買い物をするときに、分割払いだったら簡単に買うことができてしまいます。

私の進学費用も、弟の塾の費用も一括では支払えなくても分割払いであれば支払いができます。これが良いか悪いかという問題ではないが、返済という現実を後回しに出来てしまったのだ。子どもの教育に借金までしないとできないくらいの、お財布事情なのに。

ただ、それでも借金をしてでも進学させようとしてくれた親には本当に感謝しています。

分相応の生活をすること

借金することの意味を考えると同時に、借金しなくても済む方法を考えるようになる。借金しなくても済むようにするには、分相応の生活を心がけることと、今のところこれが自分の答えになっている。

生活レベルをあえて落として、お金のかからない生活をすれば自然とお金が貯まっていくわけだ。これならストレスもあまりかからないし、ちょっとした手間も楽しみの一つになったりするので長続きしている。

会社員である以上、収入を上げることは限界がある。ではもう稼いだ金を使わないことに尽きるわけで、それに基づいて生活していくことになる。

貯金はあったほうがいい

ローンを組まないことと同じくらい大切だと思っているのは、貯金があった方がいいというもの。急な出費が必要な時に手持ちのお金が無いと、結局借金せざるを得ないことになりうる。そうなると、再びローンにローンを重ねる生活になりかねないので、何かあったときに余裕を持っていられるように、貯金はあった方がいいのだ。

まとめ

自分の節約志向のルーツを考えてみると、家族の影響が大きいのかなと思っている。当然今の私がいるのは両親のおかげなので感謝しているし、何かあったら協力したいと思っている。今も、お金に恵まれているわけではないけれど、節約しながらお金を貯めていくことは出来ている。

節約をするのは、節約そのものが楽しいという理由もあるが、それ以上に将来不安のようなものが潜在意識に刷り込まれているからと言った方が自分の中でもしっくりくるのです。

お金との付き合い方はもしかしたら永遠のテーマなのかもしれないですね。